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意外と多い!?共有持分の売買をした理由

 みなさん、おはようございます。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、共有持分の売買をした理由について。
 これは私が現在進行形でご対応している案件のお話です。
詳細まではお伝え出来ないため、概要のみお伝えします。

簡単な図示はこちら。(見づらくてすみません…)
共有持分 売買
《現状》
・共有土地①(なぜか飛び地)及び共有土地②を相談者AさんとAさんのご兄弟(B~Dさん)で共有している状態。
 ※共有持分の中にはお母様名義の未分割の相続分もある。
・Aさんの家は共有土地①及び共有土地②、そして国有地の上に建っている。
 ※Aさんの家は以前AさんとAさんの亡くなった奥様とで共有しており、Aさんは亡くなった奥様の相続人である妹さんより持分を購入し、Aさん単独名義に変更済み。
・Dさんの家は共有土地②の上に建っている。

《問題点》
・将来、A~Dさんのいずれかが他界されたら権利関係が複雑になり、Aさん、Dさんは住めなくなってしまう可能性すらある。
・国有地の上に家が建ってしまっている。

《昨日対応したこと》
・共有土地①及び共有土地②のBさん、Cさんが所有する共有持分をAさんが購入。
・未分割のお母様の共有持分を遺産分割協議をし、Aさん、Dさんが取得。

《今後すること》
・Aさん、Dさんが主体となり、共有土地①②の確定測量及び地積更正登記の実施。
・国有地の時効取得手続き。
・共有土地①②の分筆登記。
 ※Aさんの家の土地(敷地)はAさんが単独で所有し、Dさんの家の土地(敷地)はDさんが単独で所有する。

 これで揉めないためが揉めないための相続対策。
 なお、現状、私以外に敏腕の土地家屋調査士、司法書士、資産税担当の税理士の先生とコラボレーションしながら、案件を進めています。
相続対策も楽ではありませんね。
ただ、不動産トラブルを次世代に残さないためにも動くのはいつか、今でしょっ!

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2024年5月

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