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土地所有権移転の動向

 みなさん、おはようございます。
株式会社リライト 代表の田中です。

 今日は、土地所有権移転登記の動向について。
 調べものをしていた際にインターネットでみつけた内容、
それは法務省「総務統計月報」でした。

 これには、売買による土地所有権移転登記件数が
記載されていました。
 今年は4月分までの集計しか掲載されておりませんでしたが、
過去4年で比較してみても土地の所有権移転は、首都圏、近畿圏ともに
3月と4月が多く、続いて12月、10月という状況でした。
 これはあくまで所有権移転のため、不動産での売買契約における
残代金のことを言います。
 つまりは、この時期に残代金が集中していたということであり、この時期に
契約したということではありません。
※通常、不動産の売買契約は契約から残代金まで1~2ヶ月くらいはかかります

 また、この統計の中で衝撃的だったのは、今年の4月の東京都の
売買による土地所有権移転登記件数が前年同月比20.4%減だったことです。
 なぜ、2割も件数が減少してしまったのでしょうか?
 考えられることは2つ。
 1つは、優良物件がなく、取引件数が減少してしまったから。
 もう1つは、この地価上昇の中で消費者マインドが冷え込んで取引
件数が減少してしまったから。
 どちらにしても、取引件数が2割減ってしまったことは紛れもない事実です。
今後の市況動向に注目していきましょう。