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耕作放棄地が増えているのは農地法にあり

 みなさん、こんにちは。



再建築不可物件コンサルタントの田中です。







 今回は、耕作放棄地について。



 耕作放棄地とは、農地の所有者が適切に管理をしていないがために雑草等が生い茂っている農地のことで、一度、耕作放棄地となり荒れてしまった農地を耕作できる農地にするためにはそれ相応の費用と時間がかかってしまいます。



最近では田舎の農地を相続し、遠くて管理出来ないという声も数多く聞こえてきます。







 私の方で遠方の農地処分の案件をご対応しているのですが、その農地は山林の中にあり、周囲を第三者所有地に囲まれた30m2くらいの囲繞地。



売主様も維持管理できず、農地から山林に変更しようとしたものの、近くの方が草刈りをされており、農業委員会から山林ではなく農地という判断がなされてしまいました…。



売主様は手放せればそれだけでいいというのに、農地では農家の方もしくは農業法人しか購入が出来ません…。



こういった条件の狭小農地を農家、農業法人が引き受けてくれるか…、ムリですね…。涙







 売主様に一連のことをご報告させていただいた際に売主様からは「どうしようもない農地は、もう放っておきます」とのこと。



完全に耕作放棄地の出来上がり…。



もし、農業委員会がOKをだして山林に出来ていたら他の活用法もあったかもしれませんが、農地法は厳しい…。







まだ諦めたわけではありませんが、農地の売却って本当に大変。

農地売却 リライト横浜

ちなみに平塚市の市街化調整区域にある農地は売却のための農地法の3条許可を無事に取得出来ました。(^^)