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いつ売るかわからないからこそやっておきたい準備

 みなさん、こんばんは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、不動産の売却準備についてです。
不動産は、予定していない時に売却することになったります。
例えば、相続などです。
不動産は、株とは異なり、流動性が低く、資金化するまで多少時間がかかってしまいます。

 そのため、将来の売却に備え、今からやっておけることがいくつかあります。
そのうちの2つを今回ご紹介したいと思います。

 1つ目は、土地の測量です。
低廉な価格の不動産は別ですが、一般的にそこそこの金額となる土地・戸建などの場合、売主様が土地の境界を境界標にて買主様に明示し、売却します。
ただ、この境界標がないと設置するまでにお金も時間もかかってしまいます。
お金については面積によるため、ここではおいておきますが、時間は2~4ヶ月くらいかかってしまいます。
場合によっては6ヶ月くらいかかってしまうこともあります。
すると…「すぐにお金にしたい!」と思ってもすぐにはできないうえに万が一測量が不調に終わってしまうとそもそも二束三文となってしまうこともあります…。
だから、境界標の設置は予めしておく必要があるんですね。

 もう1つは、老朽化アパートなどの場合です。
 老朽化アパートの場合、メンテナンスが多額にかかってしまううえに賃料も下落傾向。
そのため、売却金額が安くなってしまいがち。
では「入居者にでていってもらい土地として売ろう」と思っても入居者の借家権は強く、思ってもみないような立退き料を請求されてしまうことも多々あります…。
そこでやっておいた方がいいこと、それは普通賃貸借契約を定期賃借契約に変更しておくことです。
例えば、多少家賃が下がっても2年の定期賃貸借契約に切り替えておけば、2年後には立退き料を支払わずともご退去いただくことが可能。

定期賃貸借契約 貸家
ちなみに当社が所有している横浜市内の戸建は2年の定期賃貸借で、2年毎に再契約をしています。

このように事前に準備をしておくことで、将来買いたたかれることなく、売却することができるのです。
みなさんは、売却の準備をいつされますか?
そう、今すぐがいいですね。!(^^)!