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現地調査の際に近所からクレームを受けた理由

 みなさん、こんばんは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、現地調査の際に近所の方からクレームを受けた理由について。
 本日は、朝から物件調査のため千葉県鴨川市に行ってきました。
土木事務所、市役所、水道局、郷土資料館などなどひと通り回り、最後に現地調査。

 現地外回りを眺めているとお隣さんが出てこられ、少しお話ししました。
その時にお隣さんから言われたこと、それは「この不動産(調査物件)は、昨年の台風で屋根が飛ばされて、その屋根が道路に放置されたままでした。所有者の方は現地に来られる様子もなく、このままでは何か事件などが起きないか心配です。しっかりと所有者の方に維持管理をするなり、建物を取り壊すなり、お伝えください」という内容でした…。

 それもそのはず、私も売主様からは台風で天井に穴が開いているとお聞きしていました。
ところが…現地は想像以上でした…。
売れない不動産 鴨川市
天井には確かに穴が開いていますが、それ以上に屋根の大半がない…。
室内のカーペットはびしょ濡れで室内はカビ臭く、長居はできない状況…。
吹き飛んでしまった屋根は、ご近所の方がみなさん力を合わせて道路わきに片づけていただけていました。

 次強風が吹いたら、腐り落ちたウッドデッキの木材が隣の家を傷つけてしまわないか心配です。
う~ん、所有者にある維持管理責任あるな~。

 見る限り建物はしっかりとしたモノを使い建てられたのにもったいない。
きっと建物も悲しんでいるに違いない。
昨年の台風の際、売主様がすぐに補修をしていればここまで酷くならなかったのに。

 状況が状況なだけに売主様は当社の前に複数の不動産会社の方に売却のご相談をされたそうですが、どこの会社からも「売れない」と言われてしまったそうです。
さぁ、どうなるかこの負動産。(-_-;)
なんとかせねば、売主様のためにも。