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難あり物件が売れない根本的な理由

 みなさん、こんにちは。

再建築不可物件コンサルタントの田中です。



 今回は、難あり物件が売れない根本的な理由について。



 私のもとには日々、お客様より所有している不動産が「売りづらい」、「売れない」とのご相談をいただきます。

さらには、不動産を手放すためなら、買主様にいくらか支払っても構わないという売主様も年々増加傾向です。



 都度、なぜ売れないのか、どうしたら売れるのかと考えています。

その中で思うことは、日本の法律が難あり物件を売りづらくしてしまっているということ。



 例えば、難あり物件のため、金額も安くなってしまいますが、安い金額になると贈与税がかかるのではないかと不安になってしまい、売れるものも売れなくなってしまいます。

 他にも「不動産を手放すために〇〇万円差し上げます!」と広告をしたら、もしかしたら売れるかもしれませんが、それも景品表示法で禁止されています。



 日本において難あり物件の問題を解決するためには、まず空家を増やさない予防対策、空家になってしまった不動産を活用する活用対策、流通させるために障害となる法改正が必要です。



 すぐにとはいかないかもしれませんが、みんなで力を合わせて少しずつ解決していかなければなりませんね、難あり物件を売却しやすくするための基盤づくりを。