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衝撃!売ってるつもりが売られてない!?

 みなさん、おはようございます。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。
 
 今回は、昨日いただいたご売却のご相談について。
 お客様は神奈川県の湯河原町のご実家を姉妹で7年前に相続されました。
 その不動産は、駅から歩くには少し距離があり、前面道路の道幅は狭く、何とか乗用車が通行できるくらいでした。
建物は築60年くらい。

 空き家にしておくのもよくないと思い、小田原にある不動産にご売却を2年前より依頼されたそうです。
そして、なかなか売れず、問い合わせもないからと当社にお問い合わせをいただきました。

 私がそのお客様の不動産が売りに出されているということなのでインターネットや不動産会社専用サイトで調べてみると…一切情報がでていませんでした…。

 インターネットにも掲載されず、不動産会社専用サイトにも掲載されていない。
これでは売れませんよね。

 この小田原の不動産会社はお客様の大切な時間を無駄にしてしまったのです。
 お客様は高く売りたいのではなく、老朽化した古家と崖地の土地に何かあると心配なのでとにかく手放せればいいというご意向でした。

 う~ん、さすがにこの状況は私のほうでお手伝いしなければならないかもしれませんね、グーグルのストリートビューで確認しても、確かに売却は難航してしまいそうな不動産。

 実際、今回のお客様のように売却がなかなか難しく、低廉な不動産の売却については、不動産会社も積極的には動いていただけません。
 理由は、不動産会社がお客様よりいただける仲介手数料の金額が低額となってしまうからです。
 都心や市街地であれば、高額またはそこそこの値段で不動産が取引きされるため、不動産業もやっていけるのですが、郊外や過疎地の不動産会社の実情はかなり厳しいのです。
 とは言っても、今回の小田原の不動産会社がしてしまった「売っているようで売っていないこと」は絶対にやってはいけないことです。

 24日にTBSテレビのグッとラックで当社が放送されてからというもの、ただでさえ、田舎の不動産や難あり物件が多かったご相談がさらに増えました。
 これはやることてんこ盛りです。