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田舎の不動産が売れない当たり前の理由

  みなさん、こんばんは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、田舎の不動産が売れない本当の理由について。
 昨日から物件調査のため、愛知県入りしている私。
 今日は、朝から愛知県知多市にある接道に問題があり、建物の新築ができない土地の調査。
 
路地裏の土地
 その土地は、路地の奥にある土地で売主様が相続で取得された土地でした。
 もともとそこには、昭和25年築の古民家がありましたが、地元不動産会社が古家付きでは売れないから更地にした方がいい、と売主様に言われたそうです。
 そして、売主様は、300万円くらいかけて古民家を解体されてしまったのです。
 …が、建物の新築ができない。
かつ、更地にしたため、固定資産税があがり今では、毎日固定資産税が12万円…。
 建物が建てられないのに…。涙

 この土地を処分するためにまずは近隣あいさつ。
 すると…近隣の方から「あなたで3社目ですよ」と。
 地元不動産も動いてくれてたんですね。(^^)

 私が近隣の方にご挨拶させていただいた理由は、隣の方であれば、将来、自宅と一緒に有効活用できるため、もしかしたらもらってくれるかもしれないと思ったからです。

 結果は…全ての隣接地の方から「うちは自宅以外にもたくさん土地を持っている。これ以上土地は増やせない。子どもからも不動産は、増やさないで欲しい。ただでもいらない。」というものでした…。

 実際そうなんです、田舎ではみんな不動産を持っているんです。
 これ以上、不動産を増やしたくないんです。
もういらないんです。
だから、田舎の不動産は、売るのが大変。
これが田舎の不動産が売れない本当の理由。

 みなさんも薄々感じているかもしれませんが、これからは、もっともっと不動産が売れなくなります。
 手放せなくなります。

その状況の中で不動産を手放すタイミングはいつがいいと思いますか?