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別荘地の所有者に届く怪しげな手紙…

 みなさん、こんばんは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、別荘地の所有者に届く怪しげな手紙について。
 バブルのときには高額で取引きされていた別荘地ですが、今では一部の地域を除いてほとんど需要がなくなってしまいました。
 理由は、使っていなくても毎年固定資産税や別荘地管理費がかかってしまうため。
 そして、みなさん手放したい、とお考えになられます。
…が、このご時世、別荘地を購入し、建物を新築したい、というお客様はごく稀です。
もちろん、全くいないわけではありません。
海が見えたり、生活がしやすいなど特徴がある別荘地はまだ売れるかもしれません。
古家でもいいので建物があるとさらに売却しやすくなります。

 当社には、別荘地を売りたいというよりはタダでもいいから手放したい、というお客様より多数のご相談をいただいております。
 そのお客様の中で複数の方より「私が持っている別荘地を買いたいという都内(または大阪)の不動産会社より怪しい手紙がきた」旨のお話をいただきます。
 そこで、まずは私のほうでその怪しげな手紙を送ってきた不動産会社をインターネットで検索します。
最近ではホームページ自体はあるものの、明らかに怪しいページが多い。
 続いて、お客様の親戚としてその怪しげな不動産会社に電話をします。
※お客様のかわりに何回怪しげな不動産会社に電話したか数えきれないくらいです
 そして、私が不動産会社であることを名乗ると、「不動産会社の方とはお話できません」と一方的に電話を切られてしまいます。
 つい先日もちょっと怪しい不動産会社より「◯◯別荘地の土地を今すぐに買いたい。手続きは全て郵送でお願いしたい。」と…。
 そのため、私の方ですぐは無理ですとお伝えしました。
手続きは郵送ではなく、お会いして行いたい、時間はそちらに合わせますというと…「じゃ、いいです」とのこと。
なぜ、そこまでして会社に来てほしくないのか?
悪徳不動産会社に注意
ますます怪しい…。
 しかも電話で話しているときには終始後ろに誰か命令役の方がいる様子。
そのような会社には、そのあとの犯罪に使われても困るので売主様とも相談し、その不動産会社には売却しないことに。

 最近でもまだ原野商法や原野商法の2次被害がかなり発生しているそうなので怪しい手紙がきたときにはすぐに電話をかけるのではなく、まずは、ひと呼吸おいてから信頼できる相談者にご相談ください。
 怪しげな手紙、悪徳不動産会社には要注意です!