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なぜ、再建築不可物件は市場に流通しないのか

 みなさん、こんにちは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、再建築不可物件の売買について。
 私が今週末契約予定の案件は、世田谷区にある再建築不可物件です。
理由は、道路の上に建物が建ってしまっているため。
なぜ、道路の上に建物が建築できたのか監督官庁でいろいろ調べましたが、原因は不明。
仕方がありません、建物は推定昭和25年前後に建築されており、道路が指定されたのは昭和18年頃。
 昔はなぁなぁだったのかもしれません。

 それでも、この再建築不可は、今週末に売却のご契約予定となっているのです。
正確な金額は言えませんが、 1,500万円以上2,000万円未満といったところ。
 
 話は変わりますが、世の中にはこういった何かしらの問題があり、建て替えができない再建築不可物件がたくさんあります。
 ですが、市場に売りにだされているのはそのごく一部というより、ごくごく一部くらいです。
 なぜ、再建築不可物件は市場に流通しないのでしょうか?
なぜだと思いますか?

 答えは、住宅ローンが組みづらく、ある程度自己資金を持っている方でないと購入できないから、何の問題もない物件と比較すると価格が割安になるため、不動産会社は積極的に紹介しない(不動産会社の受領する仲介手数料は物件価格が高ければ高いほど、仲介手数料も高くなる仕組みのため、割安感ある物件はあまり扱わないため)から、と言ったところでしょうか。
 そのため、みんなあまり積極的ではありません。
…が、多数の再建築不可物件を扱ってきた私の私的な意見ですが、「再建築不可物件だからこそ、宝の原石が眠っている」こともあると思っています。
 過去に実際、1,000万円の物件が4,000万円になったことや80万円の再建築不可物件を購入して賃貸したところ、利回り率が120%だったり、他にも多数活用や運用ができています。

 そのため、再建築不可物件を売却や購入したいという方は、当社に限らず、ノウハウがある会社に依頼されることをお勧めします。
 再建築不可物件は、目に見えないリスクが伴う場合がありますので。