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賃貸の潜在需要を上回る着工戸数

 みなさん、おはようございます。
株式会社リライト 代表の田中です。

 今日は、賃貸住宅の着工戸数について。
 ここ数日スマートフォンでヤフーを見ていると
数日間掲載されている記事に【<賃貸住宅>内閣府が「バブル」警鐘
相続税対策で着工急増」といった内容のものがありました。

 内容を見るとわかりきってはいますが、
国内の賃貸住宅の新規着工戸数が急増し、世帯数の増減などを加味した
潜在需要を上回り、過剰供給となる可能性が高い、と。
 というより、すでに過剰供給状態であることは
間違いありません。
 最近では、バス便のところにもの賃貸アパートを新築している
ところをよく見かけます。
 本当に入居者はいるのだろうか…。

 なお、ここ数年、賃貸住宅は年間38万戸前後新築されています。
 その大部分が1部屋30㎡以下のタイプのもので利用者ニーズと合わないものも
多いようです。
 今後、そういった狭小住戸の空室が増えると…賃貸住宅の家賃相場全体を
下げてしまうことにもなりかねません。
 豊島区では30㎡未満の住戸を建設する場合、建築主は1戸につき
50万円を「ワンルームマンション税」として徴収されるそうで、その制度が
できてからは豊島区での狭小住戸は減少傾向にあるそうです。

 これからは賃貸住宅も全て新築するのではなく、ストックを活かすことも
大切ですね。