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安心だけじゃない、家賃保証の落とし穴

 みなさん、こんにちは。

再建築不可物件コンサルタントの田中です。



 今回は、家賃保証の落とし穴について。

 当社のお客様でお父様より相続でされた某所の一棟マンション売却検討中のお客様がいらっしゃいます。

お父様が17年くらい前にマンション建築の際にマンション建設会社からの「ずっと家賃保証をするから安心して融資を借りてください」と言われ、1億円でバス便エリアにマンションを建築されました。

そして…時間とともに下がる保証家賃、さらには築年数の経過につれ増える修繕費…。

全30戸くらいで稼働率は常に60%~70%。



 いや、これは失敗…、しかも今後、人口減少が進むにつれ空室がさらに増え、きっと家賃保証の金額も下がる…。



 そして、この家賃保証契約についてはオーナーサイドからは出来ず、あくまで家賃保証会社からしか出来ないことになっている…。

ツラいのが、売却時には2ヶ月前に書面でオーナーが家賃保証会社に通知することになっているのですが、そこで家賃保証会社が家賃保証を継続するか判断する、とのこと。(家賃保証契約を解除されるかもしれないし、されないかもしれない)

これでは正直売りづらい…。



家賃保証は良いこともありますが、今回のように全てが良いとは限らないのでそこは気をつけなければならないことですね。

家賃保証の金額が下がって、万が一、銀行借入れの返済が出来なくなることがあっても家賃保証会社(建設会社)、その担当者は「契約書に書いてあるでしょ、将来家賃が下がるかもしれないって」と答えるだけなんでしょうね。

酷い…。(T . T)



家賃保証 トラブル

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