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田舎の土地売却の際によくある問題

 みなさん、こんばんは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、田舎の土地売却の際によくある問題について。
 先日、私の元に石川県にある相続し、10年間売れていない空き家を処分したいというご相談がありました。
お客様のご実家はもともと農家の方だったらしく、空き家になっているご実家の他にも山林や農地なども複数所有されていました。
田舎の方は畑を多くご所有されている方が実は多いんです。
 私ども不動産会社はまずご売却のご相談をいただいた不動産の場所を確認します。
まずは住宅地で場所を特定し、続いてはGoogleのストリートビューを通じて現地の雰囲気を確認します。
そして、事前に法令上の制限をインターネットで調査し、後日、市役所などリアルな調査を開始します。
ただ、コロナ禍においてはそこまで積極的な出張とまではいきません。
そのため、コロナウィルスが終息次第、すぐに動き出すための準備。

田舎の山林売却
 今回の石川県の不動産については、空き家になってしまった母屋の部分はすぐに現地を特定できましたが、数多くある農地や山林については2か所だけ特定が難しかった…。
あとは現地調査をして確定するしかありません。
このように山林や農地は、建物がないため場所の特定ができない場合もあります。
仮に地図上でおおよその場所の特定ができたとしても、現地が山林の一部なんて場合はどこからどこまでが所有地なのか特定できないことも…。
この場所が特定できない場合があること、これが田舎の土地売却の際によくある問題なのです。

 また、今回のお客様は公衆の用に供されている私道部分も相続されていました。
私道部分は固定資産税が非課税のため、相続しても相続登記が漏れてしまうなんてことが多々あります。
そう考えると不動産を持ちすぎると後で処分に困ってしまうこともありますね。
何事も「適度」が大事なんですね。 

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