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建替えできない物件だからこそ、やっていただきたいこと

 みなさん、こんばんは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、建替えできない物件(再建築不可物件)について。
 今日の午前中に面談させていただいたお客様は相続で横浜市のとあるところにある建替えできない物件の処分案件でした。
なぜ建替えができないかというと目の前にある幅90cmくらいの道路が見た目は道路なのですが、実際は水路で建築基準法上の道路として認定されておらず、接道義務を満たしていないためです。
 ただ、駅やスーパーも近く、平坦でとにかく場所はいい。

老朽化空家 処分
 お客様はすでに大手不動産会社や地元不動産会社など複数の不動産会社に処分の相談をされましたが、建物が老朽化している上に鉄筋コンクリート造と強固で建物の解体だけで何百万円もかかってしまうことが理由だったそうです。

 建物はところどころに雨漏りしており、一部、壁が爆裂を起こしていました…。
聞くところによると2年くらい空家となってしまっているそうで外壁にもツタが巻き付いている状況。

 再建築不可物件コンサルタントとして、お伝えしたいことは、再建築不可物件が売れるかどうかは、建替えできるかどうかの重要な要素ではあるものの、建替えできなくても、メンテナンスさえしっかりしてあげていれば、売れるんです。
そうすれば、ご両親が大切に住んできた家を新しい方に引き継いでいくことができます。
ただ、残念なことに私のもとに処分のご相談をいただくお客様の大部分は、すでに何年も放置されており、建物が老朽化してしまった後の方ばかり…。涙

 建物は締め切った環境にしておくとあっという間に使えなくなってしまいます。
住まなくなったら、すぐ売却、これ不動産を高く売却するための鉄則です。
どうせなら、気に入っていただいたお客様に大切に住んでいただきたいですよね、想いでのたくさん詰まった建物を。!(^^)!