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大雨が降る度にドキドキ、崖地所有のリスク

 みなさん、こんばんは。

再建築不可物件コンサルタントの田中です。



 今回は、崖地所有のリスクについて。

つい先日、調査をした不動産は、道路からかなり高くなっている崖地でした。



 見るからにすでに今までの雨で崖の土砂が道路に流れてしまっている。



 所有者の方に聞くと…「今まで大雨が降る度に道路に流れてしまった土砂の清掃費用や倒れた木の撤去費用などで毎回5万円前後の出費があり、それが続いている。とにかく、タダでもいいから手放したい。」と…。



 そう、所有者には、このように所有者責任があるんです。

 もし、崖が崩れ、誰かに怪我をさせてしまったら、木が倒れ、隣の家を傷付けてしまったら、と考えると怖くありませんか?



 日本では相続放棄はできますが、それ以外では不動産を手放すためには売却や贈与しかありません。

 つまり相手方が、必要なんです。

でも、難あり不動産の場合、それって難しいですよね。

だから、崖地などの難あり不動産はそもそも相続するかどうかを真剣に考えなければなりません。

不動産の相続って奥が深い。