再建築不可　買取はリライト

　みなさん、おはようございます。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

　今回は、不動産投資について。
　仕事柄いろいろと家賃を調べることがあります。
つい昨日は、不動産投資のため、小田急線「百合ヶ丘」駅徒歩10分圏内の20㎡未満のアパートの家賃を調べていました。
ちなみに「百合ヶ丘」駅はかなり大きな駅「新百合ヶ丘」駅の隣の駅です。
…が、そこで驚愕の事実を発見。


　な、なんと昭和60年築・20㎡以下のアパートの賃料が、1.2万円から募集中。
さらに家賃5万円以下の募集中の賃貸物件は、130件超…。

　これでは普通に募集しているだけではなかなか決まりませんね。
満室にするのは夢のまた夢？

　加えて、このエリアで不動産投資をしようとしても家賃が安すぎて、投資自体がなかなか成り立ちません。
いろいろな会社が相続対策と言ってたくさんの新築アパートを建てた歪みがこういった中古アパートの家賃にでてきてしまっている。

　今後は、さらに空家が増加し、全体的に家賃の下落が予想される。
　私が学生時代は、家賃は6万円以上が当たり前という感じでしたが、それももう時代錯誤なのでしょう。
ただ、こういった厳しい賃貸事情の中、不動産投資に失敗する方がでないことを切に祈ります。

　老朽化アパートを所有されている方は、今後、一層維持管理が大変になります。
将来の相続に備え、その不動産をこれからどうするか、ご家族でよく話し合いする必要がありますね。