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市街化調整区域の農地の価値を大きく左右する2つのこと

 みなさん、おはようございます。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、市街化調整区域の農地の価値を大きく左右する2つのことについて。
市街化調整区域の農地売却 リライト横浜
 ご存知の方も多いかと思いますが、市街化調整区域とは原則として建物の建築ができない地域のことです。
 そのため、市街化調整区域は大部分が農地であり、それ以外では資材置場や車両置場、ソーラーパネルでの活用が目立ちます。
 
 前述の通り、この市街化調整区域では農地が多く、売買するときや用途変更(農地転用)などの時には農業委員会の許可を受けなければなりません。
 この農地法による農業委員会の許可の取得が、これまた大変。
 ただ、それさえ何とかできれば、市街化調整区域の農地だって売却することができます。
売却と言っても、あっちの農地とこっちの農地全て一律の坪単価で取引きされることはなく、2つの大きな要素によって農地の価値がわかれます。
 その1つが農用地かどうか。
 農用地というのは、基本的に農地以外に転用ができない農地のことで使用方法も農地以外はありません。
これでは、購入できるのは農家または農業法人に限定されてしまい、当然、高く売れることはありません。
 
 もう1つが前面道路の道路幅員。
 市街化調整区域の土地は、前述の通り、原則として建物の建築ができません。
ただし、それぞれの都道府県が定める開発許可基準により特別に都市計画法の許可を受けた建物であれば、建築が可能と規定しています。
 その都市計画法の許可を受けるためには、前面道路が4.5m~6m以上あると都市計画法の接道要件をクリアすることが多いようです。
 それに前面道路が広ければ、大型車両の通行もできるため、車両置場として売却や有効活用することだってできます。

 繰り返しになりますが、市街化調整区域の農地の価値を大きく左右する2つのこと、それは農用地かどうかと道路付けです。
みなさんの所有されている市街化調整区域の農地は、この2つの点についていかがでしょうか?

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2024年5月

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