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「入口がない土地を売って欲しい」、その対処法

 みなさん、こんばんは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、お客様よりいただいたご相談について。
 ご相談いただいた土地は、新潟県燕市の郊外の土地。
燕市土地 売却 リライト
その土地は、建物もなく、見た目は原野。
ただ…登記地目が「田」となっている農地のため、売買の際には農地法の許可が必要。
そして…道路に出るまでの入口がない。
 新潟県燕市は人口減少エリアですでに空地や空家が多数あり、不動産を手放すのもひと苦労。
 現地の土地家屋調査士の先生は「このあたりでは不動産は相続する者ではなく、相続放棄で手放すもの!」と仰っられていました。
 
 そして、ご相談地の土地の隣の土地を地元の不動産会社、行政書士の先生、土地家屋調査士の先生ご協力のもと、私のほうで売買させていただく予定となっており、その隣地の方からのご相談でした。
ご相談内容は、「入口がない土地を売って欲しい」というものでした。
 前述の通り、入口もないため、建物の建築もできず、土地は無駄に広く、毎年草刈り代も馬鹿にならない状況。
お客様もそういった土地をお子様、お孫さんの代に残したくない様子でした。

 そのため、私のほうでご対応させていただいている買主様に地続きになり、土地の形状もよくなるから、とお話しをし、ご検討いただくことになりました。

 中心市街地ではどこも住宅需要・土地需要があるため、売ることに困ることもありません。
ですが、郊外、特に地方の場合には売ることも、手放すことも困難になってしまいます。
 ではどうするか、隣の土地に売買などで動きがあるときには、その時に勝負をかけることです。
「○○万円で買ってもらえないか?」、「タダで差し上げます」など。

 そして、この勝負は一時。
くれぐれもアプローチの仕方だけは間違えないようにしてくださいね。