再建築不可　買取はリライト

　みなさん、こんばんは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

　今回は、市街化調整区域の土地を売るために知っておくべきこと。
　私のもとには、日々、日本全国の不動産の売却・買取依頼・コンサルティングのご相談がきております。
　今後対応していくのは、千葉県大網白里市の市街化調整区域の土地、長野県長野市の別荘地内の土地と戸建、千葉県館山市の建替えができない戸建、静岡県下田市の別荘地、静岡県伊東市の別荘地内の土地、沖縄県石垣市の土地などなど。
　その中でもここ最近、ご相談が多いのが市街化調整区域の土地。
　ほとんどのお客様が複数の不動産会社にご相談されたものの、売れないと門前払いされてしまい、インターネットで当社のことを知り、お問い合わせをいただいている状況。
　市街化調整区域は、原則として建物が建てられない地域のことです。
あくまで「原則」として建物が建てられないのであって、当然例外もあります。
　例えば、農家の方の分家住宅や老人ホーム、コンビニ等は許可をしっかり取得できれば、建築できる場合もあります。
　この市街化調整区域の土地はよく「売れない」と言われます。
なぜ、「売れない」と言われるのでしょうか？

　一番の理由は、お客様がご相談された不動産会社の方が「売り方」を知らないだけです。
　市街化調整区域の土地は「建物が建てられないから売れない」、とよく耳にしますが、不動産は建物を建てるだけが全てではありません。
　需要があれば、売れるんです。
　例えば、近くに人が集まる施設がある場合は…。

　コインパーキングなんて、いいかもしれませんね。
運営会社も複数あるため、お客様にあった会社に依頼することができます。

　他にも市街地から近い場合は…。

　貸農園なんて、いかがでしょうか？
ちなみに貸農園をする場合には、専門のコンサルティング会社もいるため、初めての方でも安心して運営することができます。
　市街地に近い所では墓苑という活用もできます。
ただ、近隣住民の同意が得られるかはポイントとなりそうですが…。

　他に日当たりが良ければ…。

　ソーラーパネルなんていいかもしれません。
日当たりはいまいちでも風が強い所では、風力発電でもいい。

　高速道路や物流倉庫が近いところは、車両置場や資材置場などに最適。
大型重機などの大型車両をとめることのできる駐車場って意外と少ないんです。
　そのため、そういった大型車両をお持ちの方は多額の駐車場代をお支払いされているのです。
　その多額の駐車場代より融資を受け、購入したときの返済額の方が安ければ…当然、資産として残せるため、購入される方の方が多いですよね。

　前述の通り、市街化調整区域の土地も使用方法はたくさんあります。
　つまりは、そういった内容で現時点で土地を借りている、探している方に情報が届くようにしてあげれば、売却することができるのです！　
　市街化調整区域の土地の売却依頼する不動産会社に必要なもの、建物が建てられなくても土地が欲しい、という方（法人含む）のルートがあるかどうかです。

　なお、市街化調整区域の土地の大きなメリット、それは都市計画税がかからないこと。
簡単に言うと、市街地の土地よりランニングコストが安いことです。

　市街化調整区域の土地も使い方が大事ということですね。