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別荘地の土地の売却前に事前にやっておいた方がいいこと

 みなさん、こんにちは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、別荘地の土地の売却前にやっておいた方がいいことについて。
 今日は物件調査のため、栃木県那須塩原市に来ました。
物件は、売主様が以前原野商法で購入してしまった土地。
現地に着くと…前面道路は未舗装で隣接には雑木林となっていました。

 最近では今回の物件に限らず、使っていない別荘地を手放したい、というお客様が急増しています。
つい昨日は岐阜県瑞浪市の別荘地の土地、一昨日は長野県長野市の別荘地の戸建を手放したい、などのご相談も。

 そして、別荘地の売却をご依頼いただいたときに大変なことがあります。
それは、隣の土地との境目の目印である境界標を探すこと、これが非常に大変。
 理由は、別荘地では樹木が生い茂り、落ち葉がたくさんあるため、この境界標が埋もれてしまっており、非常に探すのが辛い…。
 まさに不動産会社泣かせです。
 ですが、境界標の設置を専門としている土地家屋調査士の先生に境界標探しを依頼するとすぐに10万円以上かかってしまいます。
 思うような金額での売却が難しい別荘地の土地に境界標を探すだけで10万円以上かかってしまうと…売主様泣かせですよね。

  そのため、もし、別荘地を所有され、今後売却される予定がある方は、まず「境界標を探して、境界標があった場合にはその付近に長い棒などの目印を設置」してください。
 これは事前にやっておいてください。
 そうすれば、もし、相続でお子さんにその別荘地の不動産の所有権移転し、売却しようとしてもさほど、境界標探しに苦労はしないと思います。
 もちろん、過去に土地の測量をされているときは、その測量図やお隣さんとの境界確認書を大切に保管すること、その保管場所をお子さんが簡単にわかるようにしておくこと、これが大切。

 別荘地の売却は、需要が少ないためかなり大変ですが、その売却するという作業を少しでも楽にしておくこと、これが今やっておいた方がいいことです。