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別荘地や山林を所有されている方、ご注意ください

 みなさん、おはようございます。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は別荘地や山林ををご所有されている方の注意事項について。
先日お客様より売却のご相談をいただいた案件、栃木県にある別荘地内の土地と山林、長野県にある別荘地内の土地などなど

 お客様にヒアリングさせていただいたところ、以前、それぞれのお客様に不動産会社や不動産管理会社のようなところ(?)からダイレクトメールやお電話があった、とのこと。
 その内容は、別荘地内の土地や山林を「相場以上の金額で買いたい」というもの。
実際に当社にご相談いただいたお客様のうち1組のお客様は、どうしてもその不動産を手放したい、ということからその怪しい会社に売却の依頼をされたそうです。
 すると、すぐに「この土地を欲しいということがみつかった。ただ、契約前に大量にある大きな樹木の伐採・抜根してほしい」と。
 最終的にそのお客様は150万円をかけて樹木の伐採・抜根をされたそうです。
…がその費用を怪しい会社に支払った途端、その会社の方と連絡がとれなくなってしまったそうです。
 その怪しい会社についてインターネットで検索してみましたが、どうもいろんな会社名で同じ方にアプローチをかけてきているようです。
 今回は、樹木の伐採・抜根という名目でしたが、他にも「売却のための測量」や「売却のための広告」などと言って別荘地内の土地や山林の所有者に向けてダイレクトメールや電話営業をしています。
 しかも、その会社はホームページもつくっていましたが、よくその会社のホームページを見てみると内容がほとんどない、そういったホームページばかりでした。

 そして、これが原野商法の2次被害と言われているもの。
 そういった怪しい会社には絶対依頼をしないでください!
 本当にその土地を買っていただける方がいるのであれば、一度、信頼できる方同席のもとで購入希望者と面談をするようにしてください。(見分けるのは難しいかもしれませんが)

 そもそも田舎の別荘地を相場以上で購入したいなんて人は、このご時世いるわけがありません。
 原野商法、時代とともに手口がわかりづらくなっています。
もし、ご両親が田舎の別荘地内に土地や山林を持っているという方は、絶対にそういったわけのわからない会社に依頼することがないよう、目を光らせてあげてください。

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