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接道していない市街化調整区域の分家住宅が売れたわけ

 みなさん、こんばんは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、分家住宅の売却について。
 本日、お引渡しさせていただいた茨城県の分家住宅がこちら。
分家住宅売却 リライト
もともとは売主様がこの分家住宅を相続で取得されたのですが、当初売却しようとされた際に地元不動産会社、大手不動産会など10社以上声をかけられたそうですが、全ての会社から分家住宅は売れない、と断られてしまったそうです。

 分家住宅は、市街化調整区域(原則として建物の建築ができない地域)に農家の方が特別の許可を取得し、建築した家で「基本的に」第三者が使うことができません。
 そのため、「売れない」と言われてしまうのです。
 なお、今回の物件については、道路と接道していなかったり、農地法の関係の調整が必要だったりと複雑な案件でした。
 
 結果としては、当社にご依頼をいただき、約3ヶ月でこの分家住宅を第三者でも使えるように加工し、かつ、道路と接道していなかったという問題も周りの方との協議のもと、全ての問題を解決し、無事にお引渡しを終えることができました。
 ポイントは、「特別な許可の取得」です。

 詳細は、後日細かく掲載いたしますが、印象的だったのはお引渡し後に売主様から「大手含むどこの不動産会社にも断られて、正直売れるか心配でした。それがお任せしてから、あっという間にとても良い買主様をお探しいただくことができて、本当に嬉しいです。」と。
 買主様からは売主様に「大切に使わせていただきます」と。
 
 今回は、複雑な作業がたくさんあったため、土地家屋調査士、行政書士、建築士、司法書士の先生方と綿密に連携をとり、プロジェクトを完結することができました!

 分家住宅の売却に困っているお客様、まずは当社にご相談ください。(^^)