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共有不動産売却の大変なところ

 みなさん、こんにちは。

再建築不可物件コンサルタントの田中です。



 今回は、共有不動産の大変なところについて。

 共有不動産とは、1つの不動産を一人だけではなく、他の誰かと一緒に共有している不動産のことを言います。

最近は少なくなりましたが、以前は相続のために兄弟間で持分割で共有にしていたことが多く、それが今になって不動産の処分に手間取る事態が増えているのです。

  

共有不動産 売却



 なぜ、共有不動産の処分は手間取るのか、それは簡単で、共有者同士で意見がまとまらないから。

まぁ、兄弟間で共有しているのであれば話は早いのかもしれませんが、多いのは叔父や叔母との共有やもっと遠縁の方との共有。

そもそも連絡先がわからないから始まり、やっと共有者に連絡がついたとしても売却開始価格や売却条件に意見の相違があり、まとまるものもまとまらない状態・・・。



 今、私の方で取組み中の案件は、売主様が5名で不動産を共有されているのですが、皆様ご高齢の方で全員揃ってでのご引渡しの日取りがなかなか調整ができない。

逆に40代の方で不動産を共有されていた案件では、皆様仕事が忙しく引渡しの日程が調整できないなどなど・・・。

つまり、足並みが揃わない。(-。-;



最初からこういった煩わしさがわかっているのであれば、相続の際に不動産の所有者は誰か代表者とし、他の相続人はその不動産が売却できた段階で持分相当額を代償金をして受領するといった方がみんなにとって効率が良い。

とは言え、相続の時ってそこまで頭が回らないものですよね・・・。