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自宅の敷地内に道問題

 みなさん、おはようございます。

再建築不可物件コンサルタントの田中です。



 今回は、自宅の敷地内に道問題について。

 私がこれから対応する予定の案件は、横浜市港北区にあります。

一見すると普通の更地ですが、実は目に見えない道が土地を分断しており、今のままでは建物の建築が出来ません…。

さらにその道は私の対応地を超えて両サイドにそれぞれ数軒の家の下、中には家の真下を道が通っていることになっているお宅も…。

もちろん、それら周辺の家も建物の建替えが出来ない。



 併せてこの「道」はタチが悪いことに道路認定されているため、今回の問題を解消するためには道路認定を解除するために議会に申請し、道の末端部からお金を出してその道を買い取らなければならない。(払下げしなければならない)

もし、道の末端側の方が買わないということになると道の始端側の方はそのまま塩漬け状態になってしまう…。

なお、道の買取り(払下げ)は申請から早くてもおおよそ1年半くらいはかかる。



これって普通に考えて制度的にどうかと思いますが、役所側に言わせると「あなたたちが道の上に勝手に家を建てたのでしょう」ということでした。

それにこう言ったケースは他にもあるかと聞くと担当者の方は「意外にも同様のケースがたくさんあり、困っている方々も多い」とのこと。



日本の不動産って、問題点が多いなぁと改めて実感。

道問題 自宅