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最近よく聞く「田舎の不動産がなかなか売れない」理由

 みなさん、こんばんは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、田舎の不動産がなかなか売却できない理由について。
私の元には日々、インターネットやブログを見たということでお客様より多数の不動産の売却依頼をいただいております。
 さすがにここのところ、スケジュールが立て込んでしまっているため、ご対応させていただくまで少しお時間をいただく場合もあるくらいです。

 さて、お客様より具体的にご相談いただく不動産についてですが、その大半は相続した田舎の不動産の売却・処分です。
廃墟売却 リライト田中
 そして、大部分のお客様が「2~3年前からその不動産を手放すために地元の不動産会社に売却依頼をしているが、売れないどころか、売却依頼した不動産会社から全く連絡すらない」と仰られています。
 私もつい先日、地元の不動産会社に2年間くらい売却依頼をされ、売れず困り果ててしまったお客様の物件の売却対応をさせていただきました。
※ちなみに私が対応させていただいた物件はすぐに買主様をお探しすることができました。!(^^)!
 その際にお客様が売却依頼されていた不動産会社の担当の方に菓子折りを持ってご挨拶に伺ったのですが、その担当の方からは、「物件の金額が安すぎて仕事にならない。お客様には言えなかったのですが、うちとしても対応はしたくなかった。」と…。
 同じ不動産会社として言葉を失いました…。
 要は、お客様は不動産を手放したいと強く思っていたのにもかかわらず、いざ、売却活動を行わなければならない不動産会社の担当者は、成約しても報酬が少ないから適当に対応していただけ…。
 これって酷くありませんか?
しかも、こういった地元の不動産会社の対応はところどころで耳にします。
 今日も千葉県で同一のご相談をいただきました。
 私がお客様だったら、時間を返してっ言ってしまいます。

 ただ、残念なことにこういったことって本当に多いんです、特に田舎においては。
理由は、宅地建物取引業法で不動産会社が受領できる仲介手数料(報酬)には上限があるため、大部分の不動産会社は低廉な価格の物件の売買をしません。(断ってしまいます)
 都心や市街地などの場合は、成約になれば業務に見合った報酬が受領できるため、このように依頼した不動産会社が全く動かないなんて話は一切聞きません。
 自分で言うのもなんですが、私のように1円の土地でも何とかご対応し、契約しているのって珍しい部類だと思います。
 そのため、休みなく、楽しみながら仕事をしているのですが、ここ最近、お客様よりしっかり休んで、体を大切にしてくださいねって言われています。(笑)
 そうですね、たまには休まないとですね。!(^^)!