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仲介事例両親が大切に使っていた都内のマンションを良い方にお買い求めいただきたい!(東京都世田谷区)

ご相談者:E.M 様(ユーザー様)
横浜市青葉区

 両親が他界し、両親が生前住んでいた都内のマンションを兄弟で相続しました。
現在は空き家となっており、そのままにしておくわけにもいかないため、兄弟で話し合い売却することになりました。
そのマンションは両親がとても気に入って、大切に住んでいた部屋のため、良い方に使っていただきたいと思います。

今回もリライトさんに売却のお手伝いをお願いしてもいいですか?

状況

両親が大切に使っていた都内のマンションを良い方にお買い求めいただきたい!(東京都世田谷区) 状況
【所在】東京都世田谷区船橋3丁目
・駅からも近く、人気エリアのマンション
・周辺には教育施設や公園、商業施設が多数ある
・築10年超でも良好な管理状態
・8階部分の南西向きのお部屋のため、
 日当たり・眺望ともに良好
・75.40㎡の3LDKタイプ
・ペットの飼育も可能

解決策

1. お客様(ユーザー様)からの売却相談・査定書の作成

 以前、群馬県の山奥にある土地の売却をお手伝いさせていただいたお客様より「群馬県の土地売却の際にはいろいろとありがとうございました。今回、両親が他界し、都内のマンションを相続しました。そのマンションは現在、空き家となっており、このまま空き家にしておくわけにもいきません。両親は生前、そのマンションをとても気に入っていました。そのため、好条件で大切に使っていただける方にお買い求めいただきたいと思います。兄弟での共有不動産のため、何かしら時間がかかってしまうかもしれませんが、まずは査定からお願いできますか」旨のご相談をいただきました。
 そして、お客様よりマンションの所在や広さなどをヒアリング。
 お客様のご意向通り、まずは査定書の作成からお手伝いさせていただきました。
なお、査定書の作成については、室内が一般的な状態であるという前提のもと作成し、この時点で室内の状態は確認しませんでした。
その間、ご共有者の方のほうでも他の不動産会社に査定書の作成を依頼されていました。
最終的に当社以外に3社に査定の依頼をされ、その結果、当社は上から2番目の査定額でした。

2. 建物の内見とたくさんのおすすめポイント

 お客様に査定書をご提示した後、お客様よりご連絡をいただき、後日ご一緒に室内を見学することになりました。
ご売却希望のマンションは、東京都世田谷区の人気エリアにあるマンションで駅から10分圏内、築12年の総戸数120戸、清掃が行き届いた比較的大きなマンションでした。
近くには教育施設や公園、商業施設がたくさんありました。
お部屋は、9階建の8階部分、南西角部屋で南西には富士山が見えるとても明るいお部屋でした。
 室内はとてもきれいでほとんどリフォームがいらない状態のお部屋でご両親様が大切にお使いになられていたというのはお部屋を拝見すればすぐにわかりました。
きっとご両親様はこの明るいお部屋でポカポカ日向ぼっこをしながら、ご夫婦仲睦まじく、団欒されていたのだと思います。

 なお、今回の売却物件については、おすすめポイントはたくさんあるものの、ウィークポイントはほとんどありませんでした。
強いて言うのであれば、物件価格が6,000万円超となり、競合物件が多数あるということくらいでした。

3. 物件調査と売却活動の開始

 後日、お客様より「今回の売却物件については、兄弟が他の不動産会社にご相談していた経緯はあるものの、リライトさんにお願いすることで意見がまとまりました。売却手続きを進めてください」旨のお話をいただきました。
 そのため、すぐに区役所などでの調査を実施。
売却に向けての資料作りを始めたのです。

4. チャレンジ価格で売却開始

 お客様より正式に売却のご依頼をいただき、売却活動を開始しました。
当初売却価格は、査定金額に5%上乗せした金額からスタートしました。
というのも、お客様は売却を急いでいるわけではなく、売却するお部屋を気に入っていただき、大切に使っていただける方を探したいからです。
 そして、売却活動を開始すると立地などの条件が良い分、多くのお問い合わせがいただけました。
ところが、物件価格が6,000万円超と高額だったため、他の優良物件や他エリアの新築マンションと競合してしまい、内見される方はいるものの、なかなか買うべき方が現れないというもどかしい状況が続いてしまいました。

5. 売却するための努力

 その後も内見はあるものの、なかなか成約しない状態が続いていましたが、それでも私自身、お問い合わせやアクセス数からも販売価格を変更せずに売却できるという確信がありました。
そのため、他社さんのお客様が室内をご見学される際にも同席し、お部屋の良いところや周辺環境について積極的にアピール。
他にも地元不動産会社へのご紹介やSNSを駆使して広範囲に様々なターゲットに向けての販促も実施。
その結果、売却からちょうど3ヶ月のタイミングで若干金額のご相談はあるものの購入申込書をいただくことができました。
 そのお客様はすぐ近くの賃貸住宅にお住まいのお客様で住みやすさも熟知されており、お部屋の明るさなど大変お気に召していただくことができました。
「ぜひ、このお部屋に住みたい」と。
そして、売主様に購入申込書をお渡しし、購入希望のお客様の背景などもお伝えし、共有者間にて協議・検討していただくことになりました。

6. 売買契約と融資審査

 金額のご相談がある購入申込みでしたが、売主様としてはお部屋を気に入っていただけていること、大切に使っていただけることを考慮され、特に買い上げ交渉もせず、「契約に向けて進めていきたい」とのご意向でした。

 そのため、その旨、購入希望者の方にお伝えするとともに私のほうで契約書類の作成をし、売主様、買主様双方にその契約書類を送付し、確認していただきました。
 それぞれ、契約書の事前確認が終わったところで、改めて契約日の調整、後日無事に売買契約の締結ができました。
契約締結後、買主様は融資の申込手続きに入り、間もなくその融資が承認されました。

7. アクシデントがあった中での引渡し

 買主様の融資承認後、お引渡しに向けて準備にかかりました。
その際、買主様側サイドでアクシデントが発生し、売主様との協議が必要となってしまいました。
それでも最終的に調整がとれ、後日、無事に残代金の授受と所有権・鍵の引渡しを終えることができました。

担当者からの一言

 今回の案件のポイントは、「売却開始金額」でした。

 不動産は、2つとして同じものがありません。
 同一マンションでも向きや販売する時期によって売却できる金額が変わります。
もちろん、高く売却できることもあれば、条件次第で安くなってしまうこともあります。
売主様側の不動産会社となった場合に行うこと、それは売主様にとって好条件にてご売却いただけるよう段取りをすることです。
 今回のマンション売却については、査定額は査定額として、物件のおすすめポイント、希少性が高かったことなどから当初販売開始金額は査定額に5%上乗せした金額からスタートしました。
 若干苦戦はしたものの、諦めることなく、売却活動を行った結果、最終的に売主様のご希望金額にて売却することができました。
 売主様側の不動産会社として売却するための努力は当たり前のことですが、そもそも売却開始金額を少し高めにチャレンジ価格からスタートすることも時には売主様の利益を確保するという観点では必要となるのです。

関係者のみなさま、本当にありがとうございました!

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