買取り事例越境・所有者不明私道・高低差…問題が重なった土地を整理・売却した事例(横浜市緑区)
| ご相談者: | C.I 様(土地家屋調査士の先生からのご紹介) |
ある日、日頃からお付き合いのある土地家屋調査士の先生より、
「横浜市緑区寺山町の土地について、相続対策のため売却したいお客様がいるので相談に乗ってもらえませんか?」
というご連絡をいただきました。
売主様は将来の不動産相続を見据え、早めに土地を処分・売却しておきたいとのご意向でした。
ただし、その土地は
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隣地との越境問題
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境界トラブル
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所有者不明私道
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土地の高低差
など複数の問題を抱えており、一般的な不動産会社では売却が難しい可能性があるとのことでした。
そこで、問題の整理と売却の可能性について当社へご相談いただくこととなりました。
状況

対象物件は横浜市緑区寺山町にある土地面積約304㎡の土地。
一見すると広さのある土地でしたが、調査を進めると複数の課題が判明しました。
まず、土地は道路より1m以上低い位置にあり、
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北側隣地より約2.1m低い
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東側隣地より約3m低い
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南側隣地より約1m低い
という周囲との高低差の大きい土地でした。
さらに、隣地との関係では
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擁壁などの構造物の越境
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過去の越境に関する紛争
があり、北側隣地からは
「越境が解消されない限り境界立会いには応じない」
という主張があり、確定測量ができない状況でした。
また、その他にも
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第三者の水道管が土地を横断
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公道との間に所有者不明の私道
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離れた場所に存在する道路状空地
など、権利関係の整理が必要な要素が複数ありました。
さらに、敷地内には**古家(空き家)**も残っており、売却の前提として建物の整理も必要でした。

解決策
当社ではまず、隣地との越境問題の整理から着手しました。
北側隣地との協議の結果、対象地の一部約10㎡を車庫部分として提供することで合意が成立。
これにより、境界立会いを行うことができる環境が整いました。
越境している擁壁などの構造物については、
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将来是正すること
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第三者へ引き継ぐこと
を内容とする覚書を締結し、隣地の方々との合意形成を行いました。
次に、公道との間に存在していた所有者不明私道については、土地家屋調査士が徹底した調査・近隣ヒアリング等を行い、相続人を特定することに成功。
これにより、権利関係の整理が可能となりました。
当社では本物件を
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契約不適合責任免責
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境界非明示
という条件で買取り、
その後
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確定測量
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地積更正登記
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分筆登記
を行いました。
また、敷地内にあった古家(空き家)は解体し、土地として再整備。
さらに調査の過程で、対象地とは離れた場所に存在する道路状空地があることが判明しましたが、その土地を実際に利用している方へ購入の打診を行った結果、利用者の方の言い値で売却することができました。
担当者からの一言
今回の土地は
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越境問題
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境界トラブル
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所有者不明私道
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高低差のある土地
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水道管横断
など、複数の問題が重なった不動産でした。
しかし
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隣地との合意形成
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覚書の締結
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確定測量の実施
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登記整理
などを行うことで、土地として整理し売却することができました。
結果として
売主様は相続対策として売却資金を得ることができ、
隣地の方は越境問題を整理でき、
境界も確定。
関係者すべてにとって良い形で解決することができた案件となりました。
当社では
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再建築不可物件
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私道問題のある土地
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境界未確定の土地
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空き家付き土地
など、一般的な不動産会社では取り扱いが難しい不動産の売却・買取・処分のご相談にも対応しております。
「こんな土地でも売却できるのだろうか」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。




