仲介事例老朽化空き家・借地・境界未確定という三重苦の土地を、高値かつ確実に売却した事例(横浜市南区)
| ご相談者: | Y.S・Y.N 様 沖縄県・長野県 |
今回ご相談いただいたのは、
日頃からお付き合いのある司法書士事務所様よりご紹介いただいた案件でした。
「この不動産をどう扱うべきか、専門的に対応できる会社が必要だ」
という判断のもと、当社にご相談がつながったものです。
状況

ご相談者様がご所有されていた不動産は、
一見すると「宅地が複数ある土地」ですが、
実際には簡単に売却できる状況ではありませんでした。
-
老朽化が進んだ空き家が2棟残されており、
そのうちの建物では過去に孤独死が発生している -
一部の宅地は第三者に借地されており、
自由に処分できない状態 -
宅地とは別に、
排水のためだけに存在する細長い土地が1筆含まれている
という、
権利関係・心理的要因・物理的条件が複雑に絡み合ったちょっと難しい不動産でした。
ご相談者様から伺ったご希望は、
単に「売れればいい」というものではなく、
-
この状況でもできるだけ高く売却したい
-
いつ頃、いくらで売れるのかを
曖昧な見通しではなく、現実的に示してほしい
という、非常に切実で現実的なものでした。
実は本件、
初回のご相談時には一度、
当社にて査定書として概要整理を行いご提出しています。
ただし、その後ご家庭の事情や相続全体の調整もあり、
売却自体はいったん見送られることになりました。
時間が空いたことで、
物件の状況が改善することはなく、
むしろ「このままでは管理も難しくなる」という思いが強まり、
昨年4月頃から改めて本格的に売却を進める判断に至りました。
この時点で重要だったのは、
「とりあえず市場に出す」ことではなく、
どう整理し、どの順番で動かせば結果が出るのかを
専門家として明確にすることでした。

解決策
調査・方針整理(机上ではなく現場ベース)
まず行ったのは、
「何でも一緒くたに売らない」という整理です。
-
借地部分は
→ 今売っても将来売っても価格差が出にくい
→ 返地後の方が市場評価が上がる
→ 今回は売却対象から除外 -
売却対象は
→ 宅地2筆(各約45㎡、合計約90㎡)に限定
これにより、
「今、最も価値が出る形」に組み替えました。
40社超への買取リサーチ(価格は“探しに行く”もの)
本件で最も泥臭い作業がここです。
売主様に代わり、
40社以上の不動産会社・買取業者へ直接ヒアリングを実施。
机上査定ではなく、
-
解体前提か否か
-
境界未確定リスクの評価
-
水道管越境への考え方
まで踏み込んで条件を確認しました。
結果、
最高額と最低額の提示差は1,000万円以上。
最終的に選定した買主は、
-
最も多かった価格帯より
-
500万円以上高い金額を提示した不動産会社
「問題があるから安い」ではなく、
“どうすれば事業化できるか”を理解している会社を
買主として選定しました。
契約後が本当のスタート(ここからが本番)
本件の売買契約には、以下の条件がありました。
-
隣地所有者立会い証明書付きの確定測量図の交付
-
水道引込み管是正工事に関する協力承諾書の取得
-
売主による既存古家2棟の解体撤去後の引渡し
契約は成立しましたが、
一つでも欠ければ引渡し不可=契約解除の可能性がある内容です。
すぐに土地家屋調査士と連携し確定測量を開始しましたが、
隣地所有者と連絡が取れない期間が続き、
時間だけが過ぎていきました。
正直、
「このまま期限が来てしまうのでは…」
という場面もありました。
しかし粘り強く調査を続けた結果、
-
通常は海外在住の隣地所有者と連絡が取れ
-
立会い・証明書取得に成功
さらに測量中に判明した越境についても、
将来是正する旨の覚書を締結し整理。
解体工事では、
当社営業と解体業者が
近隣一軒一軒に直接挨拶を行い、
トラブルなく完了しました。
解決の結果
すべての条件が整い、
売主様・買主様同席のもと、
無事に引渡しを完了。
老朽空き家、借地、境界、越境…。
一つでも放置すれば進まない案件でしたが、
現場対応を積み重ねることで
「高値」かつ「確実」な売却を実現できました。
担当者からの一言
難あり不動産は、契約がゴールではありません。
むしろ、
契約後にどれだけ動けるかで
結果は大きく変わります。
当社は
-
価格を探しに行き
-
条件を整理し
-
現場で汗をかき
-
引渡しまで責任を持つ
その積み重ねで
「売れない不動産」を「売却できる不動産」に変えています。
同じように
再建築不可・空き家・相続不動産でお困りの方は、
一度ご相談ください。




