ブログ

墨田区の物件調査で感じた意図的なこと

 みなさん、こんばんは。

再建築不可物件コンサルタントの田中です。



 今回は墨田区の物件調査で感じた意図的なことについて。

今日は朝から東京都墨田区の法務局、区役所へ。

調査物件は、幅員1.7mの路地に面した土地。

建築指導課で調べた結果、路地は建築基準法の道路ではありませんでした…。

それなのに昭和48年に建築確認を取得したとされる台帳記載証明書がとれました。

そのことを建築指導課の方にお話しすると新築時に建築確認はとっているとわかっても当時の敷地形状がわからないから建替えは認められない、と。

ちなみに新築時の敷地形状を調べるためには40年以上も前の新築時の設計図書を探しだすか、建築指導課で建築計画概要書を取得するしかない。

ただ、設計図書はどこにあるかもわからず、建築計画概要書は平成10年以降のものしか墨田区では保管していない、と…。

まさに悪魔の証明…。(T . T)



横浜市でも建築計画概要書は昭和45年以降は保管しているのに、墨田区がこれだと…。

結局、建替えは難しそう。(T . T)



 その後、区役所の道路管理課に行き、道路台帳を取得。

窓口担当者の方とお話ししている墨田区では震災復興図的な図面が保管されていてそれが昭和35年くらいだとか。

道路管理課では古い図面も保管しているのに、建築指導課は古い図面を廃棄してしまっている?

普通に考えて、そんなことあるのでしょうか?

何か意図的なことを感じてしまいました。



とにかく建替えが出来ない不動産、相談者のためにも何とかしなくてはっ。



再建築不可 墨田区