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更新料で揉める、地主と借地人の関係

 みなさん、おはようございます。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、借地の更新料について。

借地トラブル 更新料

 借地とは借地人が地主さんから土地を借りて、代わりに地代を支払うというもので昔は20年契約が多く、その契約の更新のたびに借地人は地主さんに更新料というお金をお支払いしていました。
ただ、この更新料、最近では地主と借地人間においてトラブルが多発しているのです。
それは、借地人からは「そもそも支払う必要があるのか」や「法外な金額の更新料だ」、地主からは「もう何年も更新料を払ってもらっているので今回も払ってくれ」などなど。

 最近ご相談を受けた横浜市南区の借地でもこの更新料の関係で地主と借地人が険悪なムードに。
地主より「契約更新の時期が来たので今まで通り更新料のお支払いをお願いします」と言うと、借地人は「お金がないから払えない」の一方通行…。
地主は「いつなら支払えるのか」等確認しても、借地人は「払えない」の繰り返し。
これでは埒が明かないですよね。
 例えば、借地人が「今すぐ更新料は支払えないが、何年払いにしてもらえないか」とか「更新料の支払いが難しいので、そのかわり毎月の地代を上げてもらえないか」等協議ができれば状況も変わると思います。

 地主としては「今回の借地人に貸してしまったことが間違いだった。借地人が借地を売却しようなら、売却の許可はしない」というご意向になりそう。

借地で大切なことは、地主と借地人の良好な関係ですね。