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農地の購入検討者が最終的に買えなかった理由

 みなさん、こんにちは。

再建築不可物件コンサルタントの田中です。



 今回は、農地の購入検討者が最終的に買えなかった理由について。

 先日よりご相談いただいていた長野県某所にある農振農用地(農地)。



農地処分 リライト横浜



何とか購入検討者をお探しできたものの、最終的にはご購入いただくことが出来ませんでした…。

 その理由は、購入検討者の方が農地法の許可をだす農業委員会と協議した結果、農家の方だったのは良かったのですが、農地が広すぎて大きな耕作重機が必要だったこと(購入検討者の方が所有されている重機では足りず、多額の費用をかけて購入かレンタルしなければならない)、耕作放棄地を農地として利用するには500万円以上の費用がかかりその工面が大変なことでした。

 ちなみにこれらのことは農地法の許可申請の際に必要な営農計画書に記載する内容となります。



 いずれにしても農地の処分は一筋縄ではいかないんですね。

農地法の規制がきつすぎて農地を手放せない方々が増えているこの状況、国として対策が求められているのだと思います。