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資産が負債と化す不動産

 みなさん、こんにちは。

再建築不可物件コンサルタントの田中です。



 今回は、放置された不動産について。

 昔は不動産神話と言われるくらい不動産は値上がりをし、持っているだけで資産価値が上がっていました。

ところが最近では田舎の不動産などは値下がり傾向にあり、中には売るに売れない物件もたくさんでてきている始末…。

さらに最近では売れない不動産を手放すために本来買主が支払うべき、購入時費用を売主が負担してあげるという案件も急増中。



 それでも不動産は使われている状態であれば、まだ手放しやすい。

それは戸建だって、マンションだってそう。

農地だって使われていれば、土が生きているため手放しやすい。

ところが…最近では不動産を取得された方、特に相続で取得された方は資産価値がない不動産に興味がなく、放置されている傾向にある。

すると…不動産自体がみるみるダメになり、いざ手放そうと考えても、思うように手放せなくなってしまう。

そして、いよいよ子どもにこの不動産を残せないと思い始めた時には時すでに遅し…。



 昨日も長年放置された不動産の現地調査をしましたが、建物は屋根や窓ガラスに穴が開き、室内には水浸しの大量の家具が…。



廃屋不動産 お化け屋敷



 害獣が棲みついているような様子もあり、怖くて玄関ドアを開けることすら出来ませんでした…。

これは、手放すためにはもらってくれる方に何十万、いや、百万円以上売主が負担しなければ、手放せない不動産かも、と思ってしまいました。



とにかく使わなくなった不動産は、素早く活用、もしくは次の方にバトンタッチしていくようにしてください。(^^)