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田舎の不動産の売却、空き家バンクを考える

 みなさん、おはようございます。

再建築不可物件コンサルタントの田中です。



 今回は、田舎・郊外の空き家バンクについて。

 物件調査のため、昨日より広島県廿日市市に来ている私。

売却物件は2年以上も空き家の物件で、売主様は以前大手不動産会社に売却依頼するも売却出来ませんでした…。

そのため、司法書士の先生のご紹介もあり、当社でご対応することに。



 それはさておき、廿日市市役所で空き家バンクについてヒアリング。

空き家バンクの制度については市町村によって仕組みが変わっているのですが、大部分がその空き家がある不動産会社が対応しなければならないこと。

というのも、空き家の所有者は市街地に住んでいることが多く、空き家バンクから問い合わせがあった際、空き家所有者が鍵を開けることが出来ない場合が多い。

行政としても積極的に内見をしているわけでもないのでそこは地元不動産会社が空き家所有者からの依頼を受けて、鍵開け&現地案内。

 ただ、たくさんいる見学者のために都度現地に行っていたら、地元不動産会社も疲弊してしまう。

最近ではいくらで売りたいというお客様が多いにもかかわらず、空き家バンクに登録されている物件は数百万円、これでは普通の不動産検索サイトと変わりません…。

改革が必要。

 さらに空き家バンクに登録できるのは、空き家所有者か地元不動産会社となり、他県の物件を取り扱っている当社は神奈川県外の空き家バンクでは登録出来ない…。

空き家バンクに登録すれば利用できる場合がある各種補助金、空き家バンクに登録出来ない神奈川県外の空き家を当社が売却すると買主が空き家バンク補助金を使えないということになる。

でも私は、地元不動産会社が売れないと言った空き家を売却している、不思議な構図がそこにはある。

 

 ちなみに廿日市市の空き家バンクは年間に15件くらいの取引きがあるそうです。

担当の方もしっかりとご対応していただけるので廿日市市で空き家を所有されている方はまずは市役所の空き家バンク係に相談してもいいのかもしれませんね。(^^)



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