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バッタがたくさん、カエルもたくさん、農地の現地調査

 みなさん、こんばんは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、農地の現地調査について。
 10月に入り、緊急事態宣言も解除されたため、少しずつ県外の物件調査、売却活動も開始しています。
そして今日は、埼玉県加須市の農地の調査。

 もともとは田んぼだった農地が今では、耕作放棄地…。

耕作放棄地 いらない

 写真ではよくわかりませんが、2mくらい雑草が伸びていました…。
近くには用水路があるせいか、そこら中でカエルがピョコピョコ、歩くたびに大きなバッタがびよーん、びよーん、と昆虫が苦手な私にはもはや罰ゲームしかならない。

 さすがにこの時期に、この状況だと境界標も探せないため、おおよその雰囲気だけ把握し、役所調査に移動。
農地の売却の際のポイントは、①農地転用ができる農地かどうか、②農地転用ができる場合の費用についてです。
そこで市役所内にある農業委員会事務局を訪問し、「調査している農地は、他の用途に転用できる農地ですか?」と質問。
その答えは、「何にするのですか?」とまさかの逆質問…。
そこで「所有者の方が管理ができないため、手放したいとお考えなのですが、他の用途に使えるかどうかがわからないと動くにも動けません」と私が言う。
すると「何にするか決まらないと転用ができるかどうか、わからない」と…。
結局、卵が先か鶏が先かの話になる。
そのため、「最終的に許可が必要なことはわかります。ただ、欲しい人を探した後に最初から他の用途に転用できない農地だったと判明した場合、示しがつかない。そのため、そういったこと(農地転用)ができる可能性がある農地なのかどうなのかを調べてたいのです」と私。
その結果、「相談表を提出いただければ検討します」とのこと、会社に戻った後で相談表をメールで提出。

 あとは農地転用ができる場合の費用と手続きについては、管轄の土地改良区にてヒアリング。
場所によってはそもそも土地改良区がないところもあるため、そこは要チェックです。

 これが農地の調査。
まぁ、一番大変なことは、農地にしか使えない農地を売却するために近くの農家の方をお探しすることなんですけどね。
農地の売却も楽ではありません。(^^;