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売れない崖地が増えてる理由

 みなさん、こんにちは。

再建築不可物件コンサルタントの田中です。



 今回は、売れない崖地増えてる理由について。

私の元にはたくさんの売りづらい不動産の売却・処分のご相談をいただきます。

最近特に多いのが、崖地。

おそらく、日本全国で頻発している土砂崩れも影響しているのだと思います。



崖 いらない



 ではなぜ崖地は売れないのか…。

一番大きな理由は、やはり崖崩れが起きた時の所有者責任。

それに加え、崖地に家を建てようとすると宅地造成等規制法や都道府県条例、土砂災害特別措置法などにより、崖崩れ防止の指導を受け、安全確保のためにする整備費用にかなりのコストがかかるため。

それに加え、土砂災害特別措置法にもとづくレッドゾーンの区域に指定されていると金融機関の担保評価も低くくなってしまう場合がある。

 日本では都心部を除き、これからますます空き家(供給)が増え、少子高齢化により人(需要)が減り、最終的には日本の不動産価値が暴落していくことになりそう…。

その状況の中でわざわざ崖地を購入したいという人は少ないと言える。

ただ、崖地でも海が一望できる、眺望がいいなどのごく一部はその特性からも価値の減少があるかは何とも言えない。



崖地、所有するのも売却するのも一筋縄ではいきませんね。