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やっぱり多い実家の空き家問題

 みなさん、こんにちは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、最近の売却依頼について。
 私のもとには日々、地元不動産会社から「売れない」、「扱えない」と言われてしまった難あり不動産の売却というより処分依頼がたくさんあります。
 その多くは、やはり実家の空き家。
 もともとはご両親様がお住まいだった実家ですが、そのご両親様も高齢になり、高齢者施設に入所され、空き家になってしまったり、ご両親様が他界され、田舎の空き家を相続したなんてケースが一般的です。
 空き家になってからすぐに売却に向けて、進めていただければよいのですが意外と多いのが「存命中は売却せずに残しておいて欲しい」というもの。

実家の空き家 売却
 すると、大半の空き家が換気もせずに数年間放置されてしまうため、老朽化が著しく、中には床が腐って歩けない状態になってしまったり、屋根が抜け落ちてしまっている場合もありました。 

 空き家になってしまった不動産については、お子様方主体となり、処分に動く場合が多いのですが、その時点で初めて「田舎の空き家」が問題物件だったと判明する場合があります。
 例えば、「建築基準法上の接道義務を満たしておらず、建替えができない」とか「農地がついていた」、「建物が登記されていなかった」などなど。
 つい先日ご相談いただいた福島県いわき市にある空き家は、近隣の方との波長が合わず、近隣トラブルに発展しそうな勢い…。

 そして、私は明日から長崎県にそれこそ残置物もそのままの空き家の売却のために出張。
日本中でますます増える空き家、一体、日本の不動産の価値は将来どうなってしまうのでしょうか。