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借地している土地って売れるの知ってました?

 みなさん、こんにちは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、貸宅地(底地)について。

底地権 売却
 貸宅地とは、土地の所有権は持っているものの、第三者に借地している土地のことで借地人より地代をもらうというものです。
 ただ、借地人の権利が強く、土地所有者(地主)は土地の活用ができません。
 こういった貸宅地(底地)や借地は、相続時の評価額が割高になってしまいます。
そのため、地主、借地人は相続前に権利関係を整理しておきたいと考えますが、貸宅地(底地)、借地ともに所有権で自由に使用できる土地とは異なるため、売りづらい…。

 しかも貸宅地(底地)は、借地人に土地を貸しているのにその状態のまま売れるのでしょうか?
答えは、借地しているままでも土地の所有権は売れる(売買できる)んです。

 そして、今日は、東京都荒川区の貸宅地(底地)の売却のご契約でした。
購入者は、その土地を借りている借地人のお子様。
 お子様はご両親様のことを想っての貸宅地(底地)購入でした。
今後、売買手続きが完了した後には、借地人がご両親様、土地所有者(地主)がお子様という構図になります。
その後、お子様は税務署に届出をし、ご両親様が地代を支払わなくても済むようにお手続きをする予定です。

 今日のご契約で思ったことは、地主さんと借地人さんの長年の良好な関係があってでの、そして、ご両親様想いのお子様があってでのお取引きでした。
 それぞれが相手のことを思いやり、尊重すること、素晴らしいご契約でした。!(^^)!
これからみんなでお引渡しに一直線です!