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日本代表はブラジルに敗れた。でも、再建築不可物件の売却も“負けた後”からが本当の勝負

 みなさん、おはようございます。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、サッカーワールドカップと不動産との共通点について。

日本代表のワールドカップが、ブラジル戦で終わりました。

悔しい。
本当に悔しい。

でも、試合を見ながら私はふと思いました。

「あれ?サッカーと再建築不可物件の売却って、かなり似ているな」と。

再建築不可物件とは、簡単にいうと、今ある建物を壊してしまうと新しい建物を建てられない物件のことです。
多くの場合、建築基準法上の道路にきちんと接していない、私道の幅が足りない、接道義務を満たしていないなどの理由があります。

一般的な不動産会社では、こうした物件は扱いづらいです。

「住宅ローンが使いにくい」
「買主が限られる」
「建替えできないから売れない」

そう言われて、売主様が何年も悩まれているケースを、私は全国で見てきました。

でも、ワールドカップも不動産も、勝負は“今見えている結果”だけでは決まりません。

大切なのは、準備です。

日本代表も、ブラジル戦のために相手の動き、守備の形、攻撃のスピードを徹底的に分析したはずです。

再建築不可物件も同じです。

まずは役所で道路調査をする。
建築指導課で建替えの可能性を確認する。
私道の持分、通行掘削承諾、隣地関係を調べる。
空き家なら建物の状態、雨漏り、残置物、越境も確認する。

これをせずに「売れませんね」と言うのは、相手チームを研究せずにブラジル戦へ向かうようなものです。

そして、再建築不可物件の売却で大切なのは、「誰に売るか」です。

普通の新築住宅を探している方には向かないかもしれません。
でも、投資家、隣地所有者、DIY目的の方、倉庫利用を考える方、賃貸運用を考える方には可能性があります。

サッカーで言えば、相手によって戦術を変えるのと同じです。

中央突破が難しければサイドから攻める。
高さで勝てなければスピードで勝負する。
再建築不可物件も、一般市場で売れなければ、買主の視点を変える必要があります。

もちろん、うまくいかないこともあります。

融資が使えない。
買主が途中で不安になる。
隣地所有者との話が進まない。
役所で建替え不可と判断される。

不動産売却にも、試合中の失点のような場面があります。

でも、そこで終わりではありません。

負けた試合から次の戦い方を考えるように、売れない理由がわかれば、次の一手が見えてきます。

価格を見直す。
販売方法を変える。
隣地に打診する。
買取を検討する。
残置物を整理する。
用途を住宅以外に広げる。

再建築不可物件は、普通の不動産と同じ戦い方では勝てません。

だからこそ、調査と経験が必要です。

日本代表がブラジルに負けても、そこで日本サッカーが終わるわけではありません。
むしろ、その悔しさが次の4年につながります。

再建築不可物件も同じです。

一度断られたから終わりではありません。
大手不動産会社に売れないと言われたから終わりではありません。
建替えできないから価値がゼロ、というわけでもありません。

売れない理由を正しく知り、買う人の目線で考え、現実的な出口を探せば、道が開けることがあります。

再建築不可物件の売却は、ワールドカップのように華やかではありません。

でも、売主様にとっては人生を左右する大切な試合です。

相続した空き家。
使わない土地。
建替えできない実家。
誰にも相談できず、心の中にずっと残っている不安。

その不動産にも、まだ次につなぐ可能性があります。

負けたように見えるところから、もう一度作戦を立て直す。

それが、再建築不可物件の売却で一番大切なことだと、私は思います。