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【速報】税制改正で「相続直前の不動産購入スキーム」が封じられる可能性
みなさん、おはようございます。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。
今回は不動産ちょっと気になる不動産税制について。
近年、富裕層の間で“王道”とされてきた相続対策があります。
それが 「相続直前に高額不動産を購入し、評価額を圧縮する節税スキーム」。
ところが今回、与党税制調査会で 制度そのものを封じる方向での議論が加速。
不動産が 路線価ではなく「購入価格=取得価額」で評価される 流れになるという、大きな転換点を迎えています。
これが実現すれば、富裕層の相続戦略はもちろん、
“難あり不動産”を扱う当社にも影響が出る重要トピックです。
■相続直前の不動産購入が“節税にならない時代”へ
これまで日本の相続税評価は
・土地=路線価方式
・建物=固定資産税評価額
が基本。
実勢価格より低く算定されるため、相続直前に
「タワマンを買う」「投資マンションを買う」
という節税策が定番でした。
しかし制度改正後は、
取得から一定期間(例:5年以内)に相続が発生した物件は購入価格で評価。
つまり節税効果が事実上ゼロになります。
▼試算例:2億8,000万円の賃貸マンションの場合
・現行制度 → 相続税:約1,370万円
・取得価額評価 → 相続税:約7,060万円
その差 約5,690万円(4.1倍)。
ここまで変わると、従来の相続直前スキームは完全に機能しなくなります。

■富裕層の相続戦略は「短期→長期」へ転換
今回の改正案により、
✔駆け込み購入
✔相続直前の節税
✔高額タワマンの購入
といった“短期的対策”は大幅に縮小。
これからは、
・時間を味方につけた計画的贈与
・収益不動産を前提にした長期戦略
・事業承継税制との組み合わせ
にシフトせざるを得ません。
■では、「再建築不可・難あり不動産」はどうなる?
ここが今回のブログの本題です。
再建築不可物件や私道・調整区域・空き家・山林・農地などの
“市場で敬遠されがちな物件” は、実は今回の議論と無関係ではありません。
●① 節税目的での“高額不動産”需要が減少
→ 富裕層が高値で買ってくれる可能性が縮小
→ 逆にいえば、相続対策のために“難あり物件を現金化したい”需要は増える
●② 相続における「不要不動産の処分ニーズ」が増える
再建築不可・持分のみ・借地権・分家住宅・農地・山林など
“相続でもらって困る土地” の相談は確実に増えます。
特に、
・空き家
・管理不能な山林
・農地法の壁がある農地
・私道持分が複雑な土地
・調整区域で活用できない土地
これらは、相続税評価以前に「どう処分するか」が問題になります。
●③ 現金化(売却・買取)の動きが前倒しに
節税スキームが封じられると、
相続前に難あり不動産を手放す動き が確実に増えます。
■当社が感じる“現場のリアル”
当社が実際に現場で対応しているように、
・再建築不可
・持分売却
・分家住宅
・調整区域の空き家
・農地・山林の特定と処分
・墓じまいを含む土地の整理
こうした案件は、相続と密接に関わっています。
今回の税制改正は、
「いらない土地を今のうちに手放そう」
という動きを加速させる可能性が高いです。
■結論:節税スキームよりも、難あり不動産の“出口戦略”が重要になる
相続直前スキームが封じられる時代、
本当に必要になるのは…
✔相続する前に、不動産の調査・整理
✔再建築不可・農地・山林・私道の問題を先に解決
✔売却か買取か、最適な出口を判断
✔「相続で揉めない状態」にしておく
難あり不動産こそ、
放置すると相続税よりも“処分コスト”のほうが高くつく時代 に突入します。
▼再建築不可・農地・山林・調整区域・空き家・私道持分
相続で困る不動産ほど、今のうちにご相談ください。
当社 株式会社リライトは、全国の「誰もやりたがらない物件」を丁寧にサポートしています。(^^)
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