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【空き家=可能性?】由利本荘市で見えた未来のヒントとは|秋田県出張レポート


 みなさん、おはようございます。



再建築不可物件コンサルタントの田中です。





 今回は、由利本荘市の空き家事情について。



昨日、秋田県由利本荘市に初めて出張で訪れました。





 実は、現地に到着してまず驚いたのが、街中に目立つ「空き家」と「テナント募集」の看板の多さ。



地方の空き家事情についてはこれまでも様々な現場で見てきましたが、由利本荘市も例外ではありませんでした。





とはいえ、これは「地域の危機」ではなく「地域の希望」でもあるのだと、今回改めて感じました。





■ なぜ、由利本荘市に空き家が多いのか?



 由利本荘市は秋田県の西南部、日本海に面した美しいまちです。



自然豊かで住みやすい環境ですが、高齢化と人口減少の波は確実に進行しています。






  • 1960年:約11万人

  • 2020年:約7.5万人

  • 2050年(推計):約4.2万人







 特に若年層の都市部への転出が目立ち、空き家や空き店舗が年々増加している状況です。



郊外だけでなく、市の中心部でも空きテナントが見受けられます。



 



■ 空き家=負動産ではない。新しい価値を生むチャンスに!



 とはいえ、由利本荘市では地域ぐるみで空き家の活用に前向きに取り組んでいます。





例えば、市内にあるリノベーション複合施設「ここわき」は、空き家を再生し、






  • 地域住民の交流拠点

  • 学生との連携事業

  • 移住体験住宅







といった、まちと人をつなぐ“場”として新たな命を吹き込まれています。





また、由利本荘市では「空き家バンク制度」も積極的に活用中。



空き家所有者から提供された情報を、市がまとめて全国の希望者に発信し、スムーズなマッチングにつなげています。



 



■ 将来、空き家はもっと増える?



 統計上は、今後も空き家数は増加していくと見込まれています。



ただし、それを「活かす視点」を持つことで、地域の価値を再発見することが可能です。





空き家は、ただの“負の資産”ではありません。



地域の文化を残し、想いを引き継ぎ、次世代につなげる“資源”でもあるのです。







■ 最後に



 空き家が目立つ由利本荘市の風景は、一見すると「寂れた地方の現実」に見えるかもしれません。



でも私には、それが「変化のきっかけ」として輝いて見えました。





 弊社では、こうした地域の空き家再生・利活用に力を入れております。



もし、秋田県や地方の空き家でお困りのことがあれば、ぜひ一度ご相談ください。





「空き家」はきっと、地域を動かす“原動力”になるはずです。(^^)



由利本荘市 空き家