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横浜でマイナス物件!?

 みなさん、おはようございます。

再建築不可物件コンサルタントの田中です。



 今回は、横浜市内で実際にあったマイナス物件について。



横浜市 マイナス物件



 そのマイナス物件は、横浜市営地下鉄線の駅から歩いて10分くらいのところにある借地権付建物でした。

そのため、使っていなくても毎月1万円を超える地代がかかっていました。

それにそのマイナス物件は、隣家の1階の上にマイナス物件の2階があり、マイナス物件の1階に隣家の家の2階があるため、建物を取壊し更地にして返地しようにもそもそも建物自体の解体が出来ない…。

さらに借地権の範囲もわからず、測量しても境界の場所について収拾がつかず、道路にも接道していない…。

建物は雨漏りしていて、害獣(ハクビシン)の被害もあり、築70年以上が経過。

 売ろうにも地主さんへの譲渡承諾料がかかり、借地契約の更新時期も近いことから、購入者は更新料の支払いも発生してしまうため、八方塞がりの不動産でした…。



 それでも売却活動を継続した結果、なんとか手放していただくことが出来ました。

ただ、売主様は受取る売却代金よりも買主様にお支払いされたリフォーム費用に充当していただくための費用の方が高くついてしまいました。(売主様は150万円以上もの資金を持出しされて手放すことに成功しました)

最終的には、それでも相続対策という意味合いでは売主様であるお母様がお子さんたちに困った不動産を残さなくてすんだという点では評価が出来ると言える。



それにしても、人口が多い横浜市でさえマイナス物件って、ある意味衝撃的ですよね。苦笑

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