再建築不可　買取はリライト

　みなさん、こんばんは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

　今回は、相続登記について。
　私のもとには日々郊外の売りづらい不動産の売却相談があります。
よく言われる「実家の空き家」というような感じの不動産です。

　都内などではあまりないのですが、不動産の価値が低くなればなるほど、多く見かけることがあります。
それが相続登記未了の不動産。
相続が発生し、相続人が不動産を取得することは一般的なことです。
ただ、不動産を相続しただけで何もしなくては登記簿に記載された所有者は変わりません。
つまりこの状態が相続登記未了の状態となります。

この不動産を売却する場合には、相続登記をしなければなりません。
この相続登記には被相続人及び相続人の必要書類を揃えなければ登記ができません。
これが相続人同士が頻繁に連絡をとって、いつでも話ができる状態であれば良いのですが、実態は親戚関係が希薄になってしまっており、連絡先もわからないという状態が多々あります。

　これでは相続登記はなかなかできません。
さらにお客様の中には何代にも亘って相続登記をしてきていない方もいらっしゃいます。
この状態になってしまうと一体相続人が何人いるのか全く想像がつかない。

　不動産の売却を考えた時、いえ、不動産を相続で取得した時は、速やかに相続登記を行うようにしましょう。
そうすれば、相続登記ができず「売れない」という最悪の状態は免れることができるからです。
不動産と相続と登記、要チェックです。