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マンションの価値を大きく左右する知っておきたいポイント

 みなさん、こんにちは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、マンションの価値を大きく左右する知っておきたいポイントについて。
 マンションと言えば、戸建と比較して、「場所がいい」というイメージがありますよね。
駅に近く、平坦である(全てのマンションがそうではありませんが)とお考えの方もたくさんいると思います。
 確かにマンションにおいて、「立地」はとても重要な要素です。
立地が良ければ、価値は落ちづらい。
これは、過去も、現在も、将来も間違いなく変わらないことだと思います。

 ただ、現在においては、なかなか立地が良い新築マンションはでてこなくなってしまいましたね。
それは、すでに立地が良いところにマンションが立ち並んでいるからです。
 これからの新築マンションは、比較的駅から距離があるところか、もしくは立地は良いが今までのマンションとは比べ物にならないくらい金額が高いかのどちらかだと思います。

 そして、マンションの価値を大きく左右するもう1つの要素があります。
それが「管理」。
 マンションは、マンションの区分所有者たちで管理組合をつくっており、この管理組合が管理をマンション管理会社に依頼して、その管理会社が清掃や窓口業務をしているということが一般的です。
 それは管理全てを依頼する全部委託管理や清掃業務のみ依頼する一部委託管理などがあります。
 この管理形態以上に大切なこと、あるんです。
何だと思いますか?
 
 そう、修繕積立金などの具体的に積立金額や滞納額です。
 修繕積立金が潤沢にあれば、長期的にマンションの維持管理にお金をかけて、適切に管理することができます。
一方、修繕積立金が底をついているとそのマンションは、修繕もできず、朽ち果て、最終的にゴーストマンションと化してしまいます。

 そんな中、調査した千葉県のとあるマンション。
 管理会社に依頼し、郵送されてきた重要事項調査報告書。
マンション購入の見極め方 リライト
そこには…30戸くらいのマンションなのに管理費・修繕積立金の滞納額が4,550万円もある…。
ちなみに修繕積立金総額が5,000万円くらいのため、実質修繕に充てられる金額は500万円弱。
これでは、マンションを売却しようにも購入希望者の方が将来の維持・修繕を心配され、なかなか購入まで踏み切れません。
 つまり、マンションの価値を大きく左右するポイントは、①立地、②管理状況(修繕積立金含む)なのです!
みなさんのマンションは大丈夫ですか?
この2つのポイントは問題ありませんか?