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人口減少がもたらす街の疲弊

 みなさん、おはようございます。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、街の疲弊について。
 私は日々、田舎の売りづらい不動産の売却をしていることからも、日本全国あちらこちらの現地を調査し、街を散策しております。
 その中で思うこと、元気がある街と元気がない街の二極化が進んでいると。
 元気な街では小さなお子さん達が公園でかけっこなどをして遊ぶ姿が見受けられますが、そうでない街は…。
 公園には誰もいないばかりか、小さな子ども達が遊べないくらいまで雑草が伸びていたり、街自体誰も歩いていない…。
 さらに車で道路を走っていると轍(わだち)でハンドルをとられてしまいそうなほど、道路整備も遅れている。
商店街 スラム化
コンビニやガソリンスタンド、スーパーなども閉店し、生活するためには少ししんどくなってきている。
 活気がある熱海などの商店街はたくさんに人が行き交い、人口が減少している町の商店街は、ほぼスラム化している。
これって以前よりもわかっていたことでわかったときに動き出していた市町村が人を集めていて、そうでなく、あぐらをかいていた市町村は人口流出が進み、四苦八苦している状態。

 街の人口が減少すれば、当然、その街の税収も減少し、生活に必要なインフラの整備もできなくなってしまいます。
何より、人口が減少し、空家が増えた街では不動産を手放すのも至難の業です。
 田舎の不動産を手放す方法、それは早い時期に売り逃げてしまうということです。

 昨日のニュースでも人口の自然減が40万人を超えたと放送されていました。
他に昨日お電話でお話したお客様とは、日本の不動産市場もこのままではまずい、何とかしなければ、というお話もありました。

 このままだと、日本の不動産が大変なことになってしまいます。
何とかその解決方法を探せるよう模索していきたいと思います。