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数字が語る、不動産のいま。動き始めるにはちょうどいい季節!?
みなさん、おはようございます。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。2025年春の終わり。
今回は、最近の不動産市況について。
アットホーム株式会社による最新の市況調査では、東京23区を中心とする都市部で不動産市場が堅調に推移している一方、地方部ではやや落ち着きが見られる結果となりました。
都心では「賃貸DI(業況判断指数)」が 57.4 を記録し、前期から大きく上昇。
成約賃料や問い合わせ件数も増え、活発な動きが感じられます。
一方、地方部では40台前半のDIが目立ち、やや慎重な雰囲気も…。
この差は、決して都市と地方の単なる温度差ではありません。
市場の「変化」が、少しずつ形になって現れてきているように思います。
◆ 売却理由が変わってきている
この数年で特に増えてきたのが、「相続」や「家じまい」といったライフステージの変化に伴う売却です。
ある調査では、不動産を売る理由の約7割が「相続」や「高齢化による整理」だという結果も出ています。
つまり、「売ろう」というより「残しておいても使わないから、どうにかしなければ」といった背景があるわけです。
そうした中、都市部ではまだ買い手も付きやすく、価格も安定しています。
反対に、地方では「空き家」「管理コスト」「税負担」といった負の側面が、所有者にとって重くのしかかるケースも増えてきています。
◆ 「いつか」ではなく、「いま」の価値を意識して
不動産は、持っていれば安心という時代ではありません。
資産であると同時に、維持にもコストや責任が伴うものです。
「そのうち考えよう」と思っているうちに、
・固定資産税だけがかかり続ける
・建物の劣化が進む
・市場の需要が薄れる
といったことも起こりうるのが現実です。
いまのように都市部で市場が動いているうちに、そして 地方でも需要がまだ残っているうちに、動き出せるかどうかが、のちのち大きな差を生むかもしれません。
◆ 「動くこと」が誰かを支える力にもなる
当社 リライトは、この5月で13回目の決算期を迎えます。
大変な年もありましたが、なんとか利益を確保し、法人税を納めると同時に「国境なき医師団」へ毎年寄付を続けてきました。
※今年も国境なき医師団に寄付をさせていただきました
不動産の仕事は、地域や人の「これから」をつくる営み。
だからこそ、誰かの暮らしを支える側でありたいと常に思っています。(^^)
◆ おわりに
不動産を持つこと、手放すこと、それぞれに意味があります。
でも、「価値があるうちに活かす」という視点は、やっぱり大切。
ちょっとしたきっかけで、状況が良い時期に背中を押してもらえたら。
この記事が、そんな一助になれば嬉しいです。
不動産に関するご不安やご相談があれば、当社 リライトへ、いつでもお気軽にどうぞ。(^^)
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