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仲介事例相続で取得した市街化調整区域にある違反建築物を売却したい!(千葉県佐倉市)

ご相談者:Y.O 様(大手不動産会社からのご紹介)
千葉県市川市

 相続にて取得した千葉県にある建物が建てられない不動産を
処分したいのですが、手伝っていただけないでしょうか?

状況

相続で取得した市街化調整区域にある違反建築物を売却したい!(千葉県佐倉市) 状況
【所在】千葉県佐倉市吉見
・相続登記が未了
・市街化調整区域内で建物の建築ができない
・前面道路が建築基準法上の道路でないため、
 建物の建築ができない
・現存する建物は、建築確認を取得せずに建築されており、
 建築基準法に抵触している
・建物が老朽化している
・現存しない建物の登記が残っている
・敷地内・外に大量の残置物がある
・樹木が生い茂っている

解決策

1. お客様との面談

 今回のお客様は、私の前職の先輩よりご紹介いただいた方。
 当初、地元の不動産会社に相談をされましたが、やる気が感じ
られなかったため、私の先輩を介して、ご依頼いただきました。
 まずは、お客様との面談を実施。
 いくらくらいで売却できるのか、売却するためにはどうしたら
いいのか等詳細について打ち合わせ。

2. 現地調査と行政での物件調査

 お客様との面談実施後、すぐに物件の現地調査。
 現地では、境界を確認し、周辺環境のチェック。
 物件のブロックが道路に突出していること、昔解体された
建物に固定資産税が課税されたままになっていることを
確認しました。
 また、敷地内、建物(倉庫)内には大量の残置物が放置
されておりました。
 行政での物件調査においては、市街化調整区域にあること、
建物の建築ができないこと、現存する建物が建築確認を取得して
いない違反建築物であることが発覚。

3. 相続登記の手続き

 売却活動のためには、相続登記がされていなかったため、
相続登記手続きを司法書士の先生に依頼。
 遺産分割協議書も司法書士の先生が作成され、スムーズに
登記完了。

4. 現存しない建物の滅失登記

 昔解体された現存しない建物が登記上に残っていたため、
登記を抹消する手続き(建物の滅失登記)について売主様と
打ち合わせ。
 私自身が代理となることができないため、法務局の窓口で
お客様と一緒に申請手続きについて協議。
 後日、お客様が建物の滅失登記を本人申請形式で提出。
無事に滅失登記が完了しました。

5. 販売活動の実施

 相続登記と建物の滅失登記の手続きが完了したため、
すぐに販売活動を開始しました。
 販売方法は、境界非明示、瑕疵担保責任免責、残置物そのまま、
建物の違反建築の是認で。
 販売価格もチャレンジ価格より開始。

6. 諸条件の交渉と一括決済

 販売開始後2週間で比較的お近くにお住いのお客様より
お申込みをいただけました。
 引渡し等諸条件を調整させていただき、昨日、一括決済にて
無事にご売却のご契約とお引渡しをしていただくことができ
ました。
※「一括決済」とは、ご契約時に売買代金全額を授受し、
  所有権を移転すること

担当者からの一言

 今回の案件のポイントは、「違反建築物の売却」
でした。
 
 建物(倉庫)が違反建築物で大量の残置物が放置された
ままの物件でしたが、当社のノウハウをもって、「短期間」で
「お客様のご希望以上の金額」で無事に売却することが
できました。

 当初、ご売却のご相談をいただいた際、相場を調べても
取引事例の登録がなく、地元不動産会社の方からは
「売れないところ」と言われましたが、それでも売主様と
二人三脚でいろいろ手続きを行った結果、成約することが
できました。
 そして、ここでも「相場がないところに相場をつくる」ことに
成功しました。

 買主様もとても感じの良い方で、売主様もご安心された
様子でした。

 不動産の売却をする時、皆様は次のどちらの方にお願い
されますか?
・最初から売れないだけ言い続ける営業マン
・売れるかわからないけどチャレンジしたいと言う営業マン

 売れない物件は、ありません!

関係者のみなさま、本当にありがとうございました。

市街化調整区域・違反建築物の売却・処分に関するご相談やご質問はリライトにお気軽にご連絡ください。

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