• トップ
  • ブログトップ
  • 隣に大きな建物が建築されるときに資産価値を守るため、 必ずやっておきたいこと

ブログ

隣に大きな建物が建築されるときに資産価値を守るため、 必ずやっておきたいこと

 みなさん、こんにちは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、隣に大きな建物が建築されるときに資産を守るために必ずやっておきたいことについて。

 当社に不動産の買取りのご相談をいただいたお客様。
 その不動産は、細い路地の奥にありました。
 昔、隣には以前工場があったそうです。
 ただ、その工場が建替えに伴い土地の一部をマンション事業者が購入することに。
 そのため、隣の工場が大規模に建物を解体。
 その解体工事が始まった後に解体業者経由で建物の家屋調査が行われました。
 ちなみに家屋調査とは、建物の解体工事や新築工事の際に傾きやひび割れなどの不具合がないかチェックするもの。

 その結果、建物が傾いていることが判明。
 今までの工場の稼働が原因か、工場の解体工事が原因か今となっては、わかりません。
 解体工事途中の家屋調査だとあまり意味をなさない。
 大切なことは、解体工事着手前に家屋調査や建物診断をすること。
 それに解体工事業者が連れてきた方での家屋調査は、裏でいいように調整されてしまうため、客観的に調査してくれる方にお願いする必要がある。

 その傾いている不動産を購入予定の当社。
 これ以上、建物に不具合が発生してしまった場合は、隣地のマンションデベロッパーに補修していただけるように客観的に調べるため、当社の費用負担で建物診断を実施。
 この結果があれば、万が一、これ以上傾きやひび割れが酷くなるようであれば、補修していただくように。

 つまり、隣に大きな建物が建築されるときは、地盤改良工事や基礎工事だけで建物が傾いたり、ひび割れが生じたりもします。
 万が一、そういったことが起きたときも想定して、自ら建物診断などをし、その不動産を客観的に数値で残しておくことが重要!(^^)

 自分の資産は、自分で守る。
隣の人は決して助けてくれません。

建物の傾斜 リライト横浜
 ちなみに今日の不動産は、売主様がビー玉を転がすと…転がしたビー玉は加速して壁にパチンと当たりました。

 それでも当社は購入します、お客様の売れないという不安を払拭するために。(^^)