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市街化農地の恐怖と農用地の売却方法

 みなさん、こんばんは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、市街化農地の恐怖について。
 私のもとにいただいたご相談。
お客様のお父様が田舎の市街化農地を所有しているので売却したい、と。
市街化農地 売却 リライト横浜
 その物件を調べてみると…接道条件に問題があり、建物の新築ができません。
 ただ、市街化区域内の農地のため、使っていても使っていなくても固定資産税が年間10万円。
 農地として使っている場合はいいものの、そうでない場合は…。
さらに毎年数回草刈りをされており、その費用もかかってしまう…。
 そして、そして、固定資産税評価額がなんと2,000万円。Σ(゚Д゚)
売るに売れない市街化農地が相続税評価額だけが高い。
 この市街化農地、お金を支払ってでももらってくれる人を探さない大変なことになってしまう恐れがあります。

 みなさんは、お持ちではありませんか、こういった市街化農地を?

 なお、今回のお客様については、市街化農地以外にも市街化調整区域の農振農用地の土地もお持ちでした。
農振農用地の土地については、借りて耕作をされている方がいるため、お客様経由でその耕作されている方にお引受けいただけないかお願いしていただくことに。
 良いご返事がいただけることを祈るのみです。
 また、農業委員会にも足を運び、いろいろとお話をしましたが、農業委員会のほうでも農地の売却の際の買主様斡旋はしていただけるそうです。
 ただ、時間はかかります、と釘をさされました。苦笑

 市街化農地も、農振農用地、農家の方には必要ですが、お子様が農家ではないと相続すると大変なことに…。
そのため、農地の場合は、予め誰が相続するのか、もしくは相続前に農家の方と売買をしておく等事前対策がキモとなります。
 農地の売却は確かに大変ですが、農家の方が一生懸命つくった採れたての野菜の味は別格に美味しいですよね。!(^^)!