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実家の不動産を少しでも高く売却するための心構え

 みなさん、こんばんは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、実家の不動産を少しでも高く売却するための心構えについて。

 最近私の元にご売却のご相談をいただく案件は、そのほとんどがお客様のご実家。
 もともとご両親様がお住まいだったものの、お亡くなりになりお客様が相続された不動産。
 
 そして、ここのところ増加傾向なのが、ご両親がご実家で孤独死されてしまっているケース。
 不動産で孤独死があると一般的には売却時にそのことを買主様に伝えてあげる必要があります。
 もし、孤独死のことを伝えず、買主様に売却した時には、後々「そのことを知っていたら買わなかった」と主張され、損害賠償の請求をされてしまうことだってあります。
 
 一方、購入希望者に孤独死のことを伝えると気にされない方もいますが、気にされる方は、その時点で検討から外してしまいます。
 つまり、売却しづらい不動産となってしまいます。
 よく、孤独死の翌日に発見されたから大丈夫でしょう、とも言われますが、そうではありません。
 孤独死の翌日に発見されたからと言っも売りづらさや売却価格に影響してしまいます。

 では、そうならないためにどうするか?

 孤独死の有無で売却金額が下がってしまうという以前にとっても大切なこと、それはご両親様を1人にしないこと。
例えば体調が悪い時には、実家で1人で回復を待つのではなく、病院で療養したり、お子様が看病にきたり、と。
 考えれば、きっと方法はたくさんあるはず。

 それに誰だって、1人は寂しいものですよね。
 だから、寄り添ってあげる必要があります、自分という人間を今まで大切に育ててきてくれた両親に感謝の意味を込めて。