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人生山あり谷あり改め、売却相談は山あり崖ばかり!?

 みなさん、こんにちは。
再建築不可物件コンサルタントの田中です。

 今回は、当社にいただく買取・売却相談について。
 ここのところと言いますか、年々、当社にはお客様及び他の不動産会社の方からの難あり物件の買取・売却依頼が増えております。
 特に多いのが、市街化区域(市街化を促進する地域)における山や崖…。
理由は、固定資産税が高いということと相続発生時の相続税評価額が高いこと。
 相続税評価額が高く、実際に売却できる金額が安い物件は、基本的には相続不適格物件と言われ、相続発生前に売却した方がいいのです。
 
 そして、本日の見てきた神奈川県内のとある難あり物件が、こちら。
崖地買取 リライト横浜
 崖地に建っている老朽化した建物。
崖上から崖下の高低差はなんと10m以上…。
 ご覧の通り、建物を支えているのは、鉄筋。
 以前は、これで建物の建築ができましたが、現行法ではこの建物の建て方はNGとるそうです。
古家を解体し、擁壁を新設すると造成工事だけで3,000万円以上かかってしまいます…。
昔の方は、よくこのような崖に建物を建てられたな、とつくづく感心。

 何とか当社が、この物件を再生できるようにと現地で工務店の方、設計士の方と四苦八苦。
このような状態の物件でも、売主様が建物新築時の資料をまだお持ちであれば、当社にて購入ができる、かも。
 そのため、売主様が資料を捨てずにお持ちになられていることを祈ります。
 この物件、見てお分かりいただけるように他社さんでは絶対に購入できないほど、かなりの難あり物件でした…。
見た感じの感想は、トムソーヤの家。

 他にも最近では、千葉県市原市の山の売却のご相談をいただいたり、神奈川県大和市の崖のご売却のご相談をいただきました。
 人生は山あり谷ありですが、売却相談は、まさに「山あり、崖ばかり」です。苦笑